松井竜五ほか「南方熊楠を知る事典」 | こつこつ、しています(超雑読ブログ)

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あんるぇ、微妙に腰が痛いな。

 

 

 

 

松井竜五ほか「南方熊楠を知る事典」

南方熊楠を知る事典
松居 竜五

講談社 1993-04
売り上げランキング : 252822

by ヨメレバ

 

 

【感想】

これ、新書だと思って

油断すると大変手痛い目に遭います。

何せページ数が600ページ超えるんですよ。

一応注意書きをしておきますと、

新書です。ええ、間違いなく新書です。

 

 

南方熊楠という人を網羅した

新書としては非常に珍しい

重厚感あふれる本です。

 

 

彼の名前は粘菌とかの標本のイメージしか

ありませんでした。

しかも彼は悲しいことに

それらの標本の世界で

彼の名前を学名に残すことは

かなわなかったんですよね…

 

 

一応は発見者の一人としては

出ていたのですがね。

その当時は残念なことにまだまだアジア圏の人は

疎んじられていたのが

原因なのかもしれません。

(本中に実は博物館を2度厄介払いになっていて

1回目の停止処分はそういったことがあったと

本人は言っています)

 

 

その他にもまず活躍の場があったこと…

それが私が知らなかったことですね。

民族系にもかかわっていて

神社の合祀に強く反対していて

活動をしていた、ということもこの本を読まなければ

知らなかったでしょう。

 

 

それと、彼の家族に

悲しいことがあったということも初めて知ったことです。

目に入れても痛くないであろう(?)自分の息子が

いわゆる統合失調症にかかり

こともあろうかその症状のために

破壊衝動にかられ彼の積み上げていたものを

ことごとく破壊してしまったのです。

 

 

愛していた息子がここまで壊れてしまう…

その当時はこの病気がいかなる原因で

そして治療法も見いだせなかった時代です。

(今も治療法を間違えば大変なことになりますが)

どれだけ彼の心は張り裂けんばかりだったことでしょう…

 

 

そんな意外な事実も出てきて驚きでした。

それとかの柳田国男とも

接点があったことも驚きでしたね。

もっとも著者は激しい性格と

その飲兵衛から人の好き嫌いは分かれてしまいます。

 

 

やはり彼の間にも決定的な溝が出てきてしまい

結局は二度とその隙間は埋まることはなかったのです。

それは何度もつかまっている

宮武外骨の関係でもいえることなのです。

やっぱり同じように特性が秀でている人とは

合わないのかしらね…

 

 

他にも生涯追い求めた

「性」に関する事柄もあります。

きっと並外れた好奇心のあった彼は

この事柄は不思議で仕方なかったのでしょうね。

 

 

すごく苦戦したけど

読んでいては面白かったです。

 

 

 

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