佐藤聰明「耳を啓く」 | こつこつ、しています(超雑読ブログ)

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明日からは通常営業。

で、手術前にどうしても体を締めておきたいので

ストックしたアルコールは明日放出。

しばらく飲むこともないと思う。

 

 

 

 

佐藤聰明「耳を啓く」

耳を啓く
佐藤 聰明

春秋社 2006-11-01
売り上げランキング : 1031620

by ヨメレバ

 

 

【感想】

この本は実に考えさせられる本ですね。

こう問われてしまったら

私は回答に困るでしょうし。

「日本の音楽とは何ですか?」

 

 

ええ、口をつぐむことでしょうね。

なぜならば、今こうして私がきいている曲も

いわゆる西洋音楽ですからね。

この本的に言えば五線譜に書き留めることが可能な(?)

その通りに演奏すればだれでも演奏できる(?)ものでしょうし。

 

 

なぜ?が多いかですって?

いわゆる聴いているのはテクニカル系統のメタルですので。

弾けるか?と言いますといささか?が付きがちなのです。

ただヴぉ―とか(''A`)ヴァーとか言っているわけでなく

楽器系は結構えらいこっちゃですからね。

 

 

で、日本の音楽ってどういうのかというと

いわゆる現代では失われつつあるものがあるんです。

独自の音の出し方というのがあって

これに関しては西洋には見られない手法なんですよ。

そういうのがあったり

技術ではないもので音を表現するのです。

 

 

何せ楽器がある種、進化するのではなく

「あえて退化」させた楽器もあるのですから。

それは尺八なんですよね。

6つあった穴が一つ減っているんですよ。

それはすなわち、バリエーションの低下を意味するわけで。

 

 

一方の西洋ではご存知の通りで

バリエーションを広げるために弦やら穴の数が

増えているわけで。

技術的に世界観を広げたわけです。

 

 

そして日本の音楽では減らすことによって

いわゆる美意識で世界を作ろうとしているんですよね。

この感覚は今ではわからない領域なのかも。

きっとそれは聴覚で感じ取るのではなくて

心で感じ取ったり、感性で感じ取るものなのでしょうね。

 

 

うん、そう思うと日本の持った世界観もまた

違ったもののように感じますね。

でも、音楽もそうだけどもはや

それをしっかりと体感しようとしても

場所も、環境も限られてしまうんですよね。

 

 

あと、日本の音楽でないお話で

すごく心に響いたのは

音楽は超絶技巧を強いるものでは

決してないということ。

 

 

確かに複雑で難解なことをできることは

すごいことだとは思うけれども

それだけではないのが音の不思議よね。

確かに面白いとは思うけど

それ特化だとすぐ飽きられちゃうもの。

そこには「世界観、想い」が必要なんだと思うんだな。

 

 

あと個人的にタイムリーなネタも

出てきていてすごく心ゆすぶられました。

ある亡き有名な作曲家のことだけど

死体蹴りのように批判した人たちがいたわけね。

それ、生きているときに言えばよかったんじゃないかな。

その人がもはやいないのにこそこそとか、本当かっこ悪いよね。

たぶんその人、不条理でない限りは耳は傾けたと思うよ。

 

 

 

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