島内景二「教科書の文学を読みなおす」 | こつこつ、しています(超雑読ブログ)

こつこつ、しています(超雑読ブログ)

超少数派なスナッグをまといし
シネイド・オコナーの髪型にあこがれる
オトコオンナでございます。


テーマ:

今年最後となりましたね。

運動も終え、あとは夜の楽しみのみです。

ただ、何か月もブランクあるから無理のない程度にしよ。

 

 

 

 

島内景二「教科書の文学を読みなおす」

教科書の文学を読みなおす
島内 景二

筑摩書房 2008-09-01
売り上げランキング : 228606

by ヨメレバ

 

 

【感想】

私が学生だった遠い時代とは違って

今の教科書にこういう作品ってあるのかなぁ?

 

 

なぜそう言ってしまうかと言いますと

実を言ってしまうとこの本中に出ている作品で

教科書に出てきた作品はなんと1作のみです。

それは森鴎外の「舞姫」です。

 

 

まあ、著者が漱石と鴎外の本を出しているぐらいなので

出てくるのはこの二人の作品のみです。

だけれども、きちんと紐解いていくと

学ぶことって多いんですよね。

 

 

例えば坊っちゃんもそうですし。

彼は無鉄砲で不器用だけれども

不条理なことを許せない人です。

 

 

そして不器用ながらも

大事にしてくれる人をおもう優しい気持ちが

あるんですよね…

 

 

でもね、悲しいかな

坊っちゃんを慕ってくれていた子は

病気により亡くなってしまうのです。

でも彼のこと、これごときではめげてはいないはずです。

 

 

実は知っているとは思いますが

坊っちゃんのifの後日談、読んでいるんですよ。

だからある程度は把握しているつもりです。

 

 

それで感じたのはマドンナはどうにもならない

うかつな女性ということですね。

うらなりをことごとく振りましたからね。

でも後日談のその物語では

見事に零落した残念な女性になっていましたが…

 

 

他には、私に小説のトラウマを

見事に植え付けてくれた(?)ただ一つ教科書で

扱った「舞姫」ですね。

 

 

結局彼はエリスという女性にかまけたがゆえに

エリスどころか職も、帰国を待ち焦がれていた母も

あらゆる親族の信頼も失ってしまいました。

 

 

つまりそれはまともにやっているつもりでも

恋焦がれたゆえにどこか隙が出てしまったのでしょうね。

それとこの本では出てこないけれども「やっかみ」も

あったと思われます。

 

 

この恋は悲しきかな、最悪も最悪で

終わってしまいました。

でも別のある人に関しては

様々な中傷を受け、傷心の旅となっても

パートナーの方は決して心折れませんでした。

 

 

ええ、そんな歌人がいたのですよ。

与謝野晶子というね。

彼女は数少ない困難を伴った恋を

勝ち取った人なんですよね。

 

 

一応出てくる作品は漱石と鴎外だけですが

ちゃんと古典も時に引用され、

解説も丁寧なので

その作品が気になるなあ、と思えるはず。

 

 

このレーベルの新書はおそらく初めて。

面白かったです。

 

 

 

 ←いつも応援ありがとうございます<(_ _)>

            よろしければポチっとお願いします。

 

 

本の詳細に戻る

 

 

miyanさんをフォロー

ブログの更新情報が受け取れて、アクセスが簡単になります

Ameba人気のブログ

Amebaトピックス