トシオ・モリ「カリフォルニア州ヨコハマ町」 | こつこつ、しています(超雑読ブログ)

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超少数派なスナッグをまといし
シネイド・オコナーの髪型にあこがれる
オトコオンナでございます。


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今日は軽く炭水化物食でしたね。

ごはんが軽くても満足なのよ。

そのあとはいつもお付き合いで行くことができない場所に

ついぞ行けたということで。

 

 

 

 

トシオ・モリ「カリフォルニア州ヨコハマ町」

カリフォルニア州ヨコハマ町
トシオ モリ

毎日新聞 1992-04
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by ヨメレバ

 

 

【感想】

日系アメリカ人の書いた作品です。

この版は新装版で、あとがきに少し追加があります。

著者は実は初版の2年後に亡くなってしまっているので。

 

 

心が暖まる作品と言いましょうか。

この作品には人の息遣いやぬくもりが伝わるのです。

あなたの隣のおうちにも、一部の奇妙な人以外ならば

いそうな感じの人ばかりが出てきます。

 

 

その中には、今を生きていればきっと

その道から外れなかっただろうという人も

出てくるのです。

 

 

「花を召しませ」という作品があります。

その物語の主人公の青年は勤めている花屋さんで

有能と言わしめるほどの青年でした。

 

 

ただ、悲しきかな、彼はお世辞は言えない

正直者の青年だったのです。

本当にピュアそのもの。

いわゆるちょっとぐらい大丈夫と言える程度の

多少鮮度が落ちた花を「新鮮だ」と売ることに

彼は耐えられなかったのです。

 

 

今ならば恐らくこのお店の行動も

ほめようがないかもしれませんね。

少々ごまかすという尺度があまりにも

ずれ過ぎた結果「偽装の領域」まで行って

より一層厳しくなりましたからね。

 

 

結局どれだけボスに注意されても

彼は「新鮮ですか?」客の問いに真摯になり続け

最終的にはその職を追われてしまいます。

 

 

でも、彼はさわやかなんですよね。

これはある種の人の当たり前の感情の

喪失を意味するようにも感じます。

「正直さ」「真摯さ」をね。

 

 

そしてこっけいな作品も時にあります。

ある一人の男が株という確実性のない世界に耽溺し、

見果てぬ夢を見、結局は敗れ去る物語。

 

 

その一連の出来事を人は「馬鹿だなぁ」

と思うことでしょう。

だけれどもそれは当たり前のことを当たり前にできているから

言える言葉であり、

よりどころがそれしかなければその言葉は

吐けもしないでしょう。

 

 

他にもある場所での本当になんてことのない

日常のお話など

架空の町で起きた恐らく実話をもとにしている(?)

物語ばかりです。

 

 

なぜ実話をもとにしていると感じたかは

真珠湾攻撃の描写が

リアルに表現されていたから。

 

 

かつていた国の人がそんなおかしなことをするとは

思わなかったでしょうしね。

 

 

 

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