J・H・ウォーリス「飾窓の女」 | こつこつ、しています(超雑読ブログ)

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明日はなかなかの負荷の運動ですが

開始時間が少し遅れます。

あるものに目をつけているためね。

これはモバイルのストラップにでもするかな。

 

 

 

 

J・H・ウォーリス「飾窓の女」

飾窓の女
J・H・ウォーリス

早川書房 1995-09-01
売り上げランキング : 979008

by ヨメレバ

 

 

【感想】

これは読んでいてずっとハラハラさせられたわね。

いわゆる主人公が追われる側だから。

いくら不可抗力だとは言えども

火遊びをしたうえでの殺人には変わりがないからね。

 

 

主人公であるウォンレイは

たまたま絵を見ていた時に一人の妖艶な女性に

言い寄られます。

 

 

そんな彼女にぐっと来てしまったウォンレイは

そう、夜を共にしてしまったわけですが…

何を隠そう、この女性(アリスと言います)は

さる有名な富豪の情婦だったわけで。

 

 

その富豪に情事を見つかってしまった

ウォンレイは正当防衛とはいえ、

殺人を犯してしまいます。

これは状況が悪すぎますね。

正直に言えるシチュエーションではございません。

 

 

で、とった選択肢ですか。

そりゃあ隠蔽ですよ、隠ぺい。

一番やってはいけないことですが

そうしなければ、すべてが消えます。

生きなきゃいけないですし、彼、教授に

出世しちゃったので…

 

 

でも、犯した罪の痛みは消えません。

罪が体を駆け巡るんですよ。

それがウォンレイをずっと貫き続けるのです。

何気ない音が「マザードを殺した」と

言っているように聞こえたり…

 

 

で、このウォンレイ、こともあろうか

やっぱり現場に戻るんですよね。

ここにやはり犯罪者の心理というのが

しっかり出ているんですよね。

しかも堂々としていることに警察関係者と

一緒にいるんですよ。

 

 

で、ここでもいろいろなへまをやらかすけど

実際は彼はまだ疑われていないわけで。

でも、罪の意識からは逃れられなく

彼は疑われてもいないのに「罠だ」と疑って

かかったりともう心身ともにボロボロになっているわけで。

 

 

で、最悪だったのが

信用していたアリスも、実は裏切っていたわけね。

(まあ最終的には約束事は遂行するけど)

何だろうね、自分の欲に負けた結果

結局は人生にも負けてしまったわけで。

 

 

そして結末には最強の皮肉が

待ち受けています。

どこかで見たことのあるシチュエーションだけど…?

そう、違うのですよ。

 

 

ウォンレイはその岐路で蟻地獄へ

真っ逆さまで這い上がれなかったわけです。

残念だけれどもね。

 

 

とにかく、追い詰められていくウォンレイの描写が

秀逸でこちらもうわああ、と思えるぐらいですので。

ただ、読後感は最悪ですぞ。

 

 

 

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