小林信彦「うらなり」 | こつこつ、しています(超雑読ブログ)

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今日は有酸素はなしになったけど

やや子鹿の太ももにはいい休養でしたとも。

明日は体幹2ラウンド地獄。

しっかりこなすのよー。

 

 

 

 

小林信彦「うらなり」

うらなり
小林 信彦

文藝春秋 2006-06
売り上げランキング : 768189

by ヨメレバ

 

 

【感想】

世の中には、器用に生きることができる人がいる一方

そうでない人もたくさんいます。

この本の主人公である「うらなり」もその一人かも

しれませんね。

 

 

この作品は有名作品「坊っちゃん」の

オマージュ作品となっています。

もちろんのこと、坊っちゃんも出てきます。

かのむかつく学校メンバー陣に暴れるシーンでね。

 

 

そのうらなりはこの一連の事件で

一番被害を被った人です。

結婚を約束していたマドンナを

むかつく赤シャツ(教頭)に取られてしまうのですから。

 

 

しかもなんやかんや理由をつけて

うらなりを別のところにやってしまったのです。

陰険ですよね。

まあ、今のこの国でも一部の人たちが

やっていることはそれと変わりないですが…

 

 

この本ではその後のうらなりが書かれていますが…

すんごく切ないんだよねぇ。

元から自分からハッキリ物事を言うということが

できなかったんだろうな、ということを

感じさせられます。

 

 

だからこそ連帯保証人の件で

手痛い目を見てしまって、

それが余計に彼を引っ込み思案に

してしまったのかな…

 

 

途中、しょうもない余計な世話焼き女に

とんでもないお見合いをさせられたりしますが

その後、いいめぐりあわせによってうらなりは

結婚することになります。

 

 

そして、ちょこちょこ物書きの仕事や

ラジオの仕事も入ってきて

結婚するはずだったマドンナとも

出会うことになるのですが…

 

 

うん、うらなりは間違いなく

マドンナと結ばれなくてよかったと思うな。

あの正確では遅かれ早かれ

身の破滅は見えていたと思うもの。

何だろう、派手好きな感じね。

 

 

この作品は本当に穏やかなんだよね。

かつての仲間との再会、

そして坊っちゃんがやらかしたであろう

とてつもない大立ち回り…

 

 

あの作品の始まりの部分は

本当にそうなんだなと思わせる場面でしたね。

無鉄砲だけれども

曲がったことがこの人、大嫌いなんだな。と。

意地汚い人間が嫌いなんだと思うな。

(とんでもない事実までその結果、露呈させるので)

 

 

そして、一番この作品が切ないのは

本当の終わり部分。

自分で物事を言えない人に待ち受けるのは

あまりにも残酷なものでしたね。

 

 

恐らく、うらなりは

あの作品の著者なのかな。

まあ、あの方は別の死因だったけど

そう思えてならないなぁ。

 

 

 

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