宮崎市定「西アジア遊記」 | こつこつ、しています(超雑読ブログ)

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あってきましたわよ。

でもな、飲酒するとふと(中の人はフッ飛ばされました

 

 

 

 

宮崎市定「西アジア遊記」

西アジア遊記
宮崎 市定

中央公論社 1986-02
売り上げランキング : 193125

by ヨメレバ

 

 

【感想】

この旅行記は戦前にされたものなのです。

そして出版されたのは(この本の前半部)なんと戦中。

このような文章が残っていたのも貴重です。

 

 

そして著者の本来扱うのは中国史です。

だけれどもひょんなことから西アジアを旅することに

なったのです…

 

 

世界は広いです。

だから日本という島を離れれば、

勝手の違う国に戸惑うこともしばしば。

 

 

相手は日本人と踏んで

様々な事柄を吹っかけてきます。

恐らくこれは日本人ではなくても

観光客と見れば群がってくる人たちは

一定数いますからね。

 

 

で、著者も行く先々の国で

そういった人たちに触れることとなります。

時に本当に心優しい人に触れ、

それ相応の対価として金銭のやり取りをする場面も

あるのですが、そうでない場合もままあります。

 

 

その中でも最たる例は

サイダーを事あるごとに薦める少年の例でしょう。

ただ著者も負けてはいなく

最後の最後まで折れることはありませんでした。

 

 

これをどうとは言えないですが

押し付けるということは本当に逆効果なんですよね。

結局のところそういうことをしても

その時だけよいだけで観光地のイメージも悪くなり

本当に逆効果なんですよ。

 

 

これが良くなるには本当にその国が豊かなもの(教養面)

になるしかないのですが、現状を見ても

それがいかに難しく、不条理であることは

理解できるかと思います。

 

 

そんな中でも著者はその地の建築物に触れています。

暑熱厳しい場所に建てられた建物、

その時代の歴史…

いろいろと著者は思いを巡らせたのでしょうね。

 

 

後半の方では歴史に関して触れています。

宗教に関して触れているのが

本当に興味深いですよ。

確かに宗教は人のよりどころになります。

だけれどもその一方で、権力にもなりえるのです。

 

 

で、その権力がひとたび間違った方向へと進めば

たちまち醜い争い合いが起こります。

それはキリスト教でも叱り、イスラム教でも

然りなのです。

 

 

人が広めて、解釈する以上

様々な意見が出て当然で、

それをまとめることができなくなれば

崩壊の道は見えてくるのです…

 

 

そして富める者はどこまでも富み、

貧しいものは…というのは

イスラム教のたどった歴史でも

やっぱり見ることができるのです。

 

 

そう、富める者はこういった思想を敵視するのですよ。

自らを追い詰めるものですからね…

うん、生きるというのは難しいものです。

 

 

ちょっと難易度が高めの本。

ただ「科挙」よりは難しくはないです。

 

 

 

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