白崎秀雄「当世畸人伝」 | こつこつ、しています(超雑読ブログ)

こつこつ、しています(超雑読ブログ)

超少数派なスナッグをまといし
シネイド・オコナーの髪型にあこがれる
オトコオンナでございます。


テーマ:

猫にとてつもなくフニャンフニャンされました。

至福の時間。

 

 

 

 

白崎秀雄「当世畸人伝」

当世畸人伝
白崎 秀雄

新潮社 1987-01
売り上げランキング : 769280

by ヨメレバ

 

 

【感想】

残念ながら私はこの本中に出てきた人は

まったくと言っていいほど知りません。

名前が出てきても思わず???となってしまいました。

 

 

ですが、この本に取り上げられる価値がありすぎるほど

すごい人物ばかりが出てきます。

 

 

その中にはかの有名な強力わかもとの創業にかかわった

既成概念に全くとらわれない

すんごく強い女性が出てきます。

とらわれないからこそ彼女はいろいろな人と

つながることができたんだと思います。

 

 

そして、たぐいまれな胃をとらえる

料理の腕を持っていたのです!!

なんということでしょう!!

ですが、男には少々弱かったようです。

出入りがありましたし、

その男もただものではなかったので

彼女は寵愛を受けられない事態にも陥ってしまいます。

 

 

そして、人は必ず、栄光があれば

衰退する時期が訪れてしまうのです。

彼女もついに落ちぶれてしまい、

あれほどの人間関係もことごとく

潰えてしまうのです。

人の関係って…ねぇ。

 

 

もうひとつ面白かったのは

人の持つ欲望というものに

実に正直に生きた

ある芸術家のお話でしょうかね。

この本の最後に出てくる人ですが

ハッキリ言ってしまえば黒いのです。

もっとストレートに言ってしまえば

真っ黒も真っ黒、どす黒いの表現が正しいぐらい。

 

 

彼は決して出自が良くありませんでした。

その芸術の世界では

下も下で、彼はそれをバカにされ続けて

生きてきたのです。

 

 

それを挽回するために彼は

いけないものに手を染めてしまいました。

そして自分を書物で位置付けることにより

さも正当のあり方を誇示するようになったのです。

名前まで変えてそれをなしえたのです。

 

 

それをよく思った人ばかりではなく

よく思わない人たちが彼をその座から降ろそうとしました。

ですが、その男はそれに群がるマスゴ…ゲフンゲフンすら

利用してことごとくのし上がっていったのです。

 

 

このパターンは今でもいますよね。

そしてその結果、死んだとしてもその黒い部分は

目立たなくなってしまうというね。

あれだけSNSがあって黒い部分があからさまになっても

まだ隠されちゃうんだからね。

 

 

つまり、それだけ人は何も変わらないということなのかも。

それはこの最後の人物が良く示していましたね。

 

 

他にはスポーツの業界で

名選手を負かしたのだけれども

決してそこから有名になることのできなかった

ある選手の物語など

読んでいて面白いものばかりでした。

 

 

ただ、一つだけ注意したいのは

旧字体表現が見受けられるので

やや読みづらいところですね。

 

 

 

 ←いつも応援ありがとうございます<(_ _)>

            よろしければポチっとお願いします。

 

 

本の詳細に戻る

 

 

miyanさんをフォロー

ブログの更新情報が受け取れて、アクセスが簡単になります

Ameba人気のブログ

Amebaトピックス