トーマス・マン「魔の山(下)」 | こつこつ、しています(超雑読ブログ)

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超少数派なスナッグをまといし
シネイド・オコナーの髪型にあこがれる
オトコオンナでございます。


テーマ:

しっかりと筋肉に効く筋トレをこなしたら

筋肉がビッキビキになりました。

爽快すぎるわね。

今日は朝の食事の都合上

おいしくないプロテインを飲む予定。

でもさほどおいしくないわけではないよ。

飽きる可能性は大きいけど…

 

 

 

 

トーマス・マン「魔の山(下)」

魔の山(下)
トーマス・マン

岩波書店 1988-10-17
売り上げランキング : 214390

by ヨメレバ

 

 

【感想】

いやいやいやいや…久しぶりにあたって

非常に難儀な代物でした。

前々から言っているように

私は哲学というものがあまり好きではありません、

いや、大嫌いと言っても過言ではないでしょう。

 

 

物語の途中でついぞいとこのヨーアヒムが

自らの意思でベルクホーフを去っていきます。

ただ、その決断はある種この場所へと

逃げ切ろうとするものでしたが…

 

 

でも、その無理やりな逃亡が

どうなったかは大体想像がつくでしょう。

結局のところ、戻ってきてしまうのです。

そして、その帰還がある種

悪夢となってしまうのです…

 

 

一方のハンス青年は

このベルクホーフが大変居心地の良い

安寧の地と感じ取ったようで

様々な人との接点を持つようになります。

ですが、平々凡々なハンス青年は

あくまでも受け身の姿勢なんですよね。

 

 

だからセテムブリーニ氏やナフタ氏の

壮絶な論戦、

そして混乱の時代が招いたであろう

彼らの関係性の崩壊も

どこか冷めた目で見ていたのかもしれません。

 

 

この関係性の崩壊というのは

彼ら間でもあるのですが、

ハンス青年の恋慕する存在だった

ショーシャ夫人と彼のライバルとなる

ある男性間でも起きてきます。

 

 

まあ、それに関しては崩壊の形は

違うものだと思います。

崩壊というか…人の死は

ある種この人たちが持っていた

ある思想の死を意味するように思うのです。

 

 

それを人に例えてもしかしたら

著者は登場させたのかも…

詳しくはわかりかねますけどね。

 

 

本来はこの作品は

短編であるはずが

超長作となってこのようになりました。

この壮大な人間ドラマを

私たちはハンス青年という

裕福なちょっと受け身な青年…

いわば私たちそのものを通して

覗いていたのかもしれません。

 

 

私がこの中で好きだったのは

ショーシャ夫人の新たなパトロンの

ペーペンコルン氏でしたね。

彼はセテムブリーニやナフタには

きっと愚鈍に映ったことでしょうが

まぎれもない純粋さを持った男でした。

 

 

だけれども、彼の心は純粋ゆえに

裏切りには耐えきれなかったようです。

ハンス青年とショーシャ夫人の関係を知り

命を絶ってしまうのですから…

 

 

彼ら二人の机上の空論的なものを

寄せ付けない強みが

惹かれましたね…

 

 

この版だとちょっと文章がかためなので

別エディションのを読んでみたいわね。

 

 

 

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