笙野頼子「説教師カニバットと百人の危ない美女」 | こつこつ、しています(超雑読ブログ)

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今日は久しぶりに本来行くべき巡回先を

めぐってきましたよ。

心地よく体を動かしてスッキリスー。

 

 

 

 

笙野頼子「説教師カニバットと百人の危ない美女」

説教師カニバットと百人の危ない美女
笙野 頼子

河出書房新社 1999-01


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by ヨメレバ

 

 

【感想】

読書注意物。

いわゆる読みやすい本ですらなく、

奇書の部類でさらにブスの言葉が

ここぞとばかりに連呼されるので苦手な人注意。

 

 

ちなみにこの物語の主人公は

恐らく著者を反映させたものでしょう。

八百木の注釈に著者が時に

でてくるところが、ね。

 

 

主人公の八百木はいわゆるブス。

だけれどもそれを強みとして

ブスというものをテーマに文章を書き

生きているのです。

 

 

だけれどもそんな中、

八百木の存在を良しとしない連中、

巣鴨こばと会の100人の美女(笑)が

八百木をぶちのめそうと嫌がらせをしてきます。

 

 

美女(笑)と書いた事態で

大体想像できるでしょう。

ええ、彼女らも残念ながら…なのです。

だけれども彼女たちは

そのことに気づいているけれども

目を背けているのです。

 

 

その諸悪の根源はカニバットと呼ばれる

インチキ説教師なのです。

いわゆるノウハウ本ってあるでしょ?

それをただひたすら書いていた人。

 

 

要するに…こういう本は

たとえブ…ゲフンゲフンだったとしても

顔には恵まれないけれども

他に強みを持とう!!と思う人ならば

まずひっかからないのです。

 

 

でも、こばと会の人たちは

それすらやろうとせず

ただひたすら甘い言葉

自分たちに居心地の良い言葉しかはかない

カニバットやドク朗に耽溺していったのです。

 

 

ン?これってすごく範疇を広げれば

ブスでなかろうが非常に刺さる話じゃないかな。

居心地のいい場所にい続けると

堕ちてしまうという感じに…

 

 

しかも彼女たちは

この八百木が引き込めるような

相手だと見くびっていたようで。

冒頭にけなす言葉を入れれば

堕ちるとでも思ったのでしょう。

 

 

だけれども、強みを持った八百木には

それが通用しなかったばかりか

彼女らの虚を突く行動に出たのです。

確かに八百木はブスなのでしょう。

イラストとかはこの本には出てこないので

あまり要望が良くない描写しか

想像はできないのですが。

 

 

だけれども、彼女はブスを

文章にして切売れる力があった。

だからこそ100人の暴力でも

勝つことはできなかったわけで。

 

 

ちなみにこの本にはサイコパスという表現が

出てきますが、あのパソコン遠隔操作事件のそれよりも

この本は前にこの言葉が出てくるんですよね。

 

 

恐らく、こばと会の連中は

異常だったけど、行動力はあった。

でも、その行動力を

建設的な能力にはいかせなかった。

弱さに目を背けたから…

 

 

こんなところなのかな。

なんかブスである私だけど

こうはならないのよね。

ブスでゴリラなのは自覚しているしなぁ。

だからと言って美人の人を妬ましくも思わないし。

 

 

だからこばと会のようなものには

ならなかったのかな。

でも今はネット技術があるから

こう拗らせちゃう人はいるだろうし、

現にいるからなぁ。

いろいろな点でね。

 

 

うん、万人には勧めないなぁ。

それとこの本、続編があるみたいね。

こういう奇書は好物だから

いつか読めたらいいな。

 

 

 

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