辻由美「翻訳史のプロムナード」 | こつこつ、しています(超雑読ブログ)

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今日は寝て曜日をしました。

どうもお腹の調子が良くないのです。

やや食べすぎは認めるけどね。

明日から燃やしてこよう。

(どうにか明日の何もしない日は回避)

 

 

 

 

辻由美「翻訳史のプロムナード」 翻訳史のプロムナード

辻 由美 みすず書房 1993-05
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by ヨメレバ

 

 

【感想】

表紙はこれとは異なりますよ?

どう頑張っても専門書にしか見えない

威厳のありすぎる表紙となっています。

 

 

私の読書ライフには切っても切り離すことのできない

書の翻訳について扱った作品です。

ただし、内容はアメリカではなくて

フランスのものとなっています。

(著者がフランス語の翻訳者だからね)

 

 

図書館で時には人の目を逃れる名目を使って

書き上げてというこの本は、

翻訳という歴史をこれでもかというぐらいに

濃縮したものでした。

(そのくせ決して小難しくはないです)

 

 

翻訳者は昔はとてつもなく尊敬の目で

見られていたようです。

それはそうですよね。

異国の文を解釈し、自国の言葉に

置き換えることができるんですから。

 

 

今でも彼らのことは魔術師だな、

と私は思っています。

一番身近であろうアメリカ・イギリスの文学の

翻訳だって、文化を知らないと

訳に支障が出てしまいますからね。

 

 

だってアメリカ英語には

まあ文学には出てこないとは思いますが

ダブルミーニングが絡むものがありますから。

 

 

あとイギリス英語だと

英米語だと意味の違う単語や

綴りが違うのもあるんですよ。

(身近なところだとsubwayとundergroundね。

特に後者はあるテレビ番組で違いを目にして

すごくおおーとなりました)

 

 

だから言語言語によって特性が違うから

原文から自国の言語に訳するとなると

どうしてもそのまんま訳しちゃうと

たどたどしい文章になってしまったりします。

 

 

まあ、人によっては(日本の有名作家)

あまり訳に差の出ない方もいるようですが…

なので時に言葉を付け加える必要性もあるのです。

 

 

で、フランス国内でも

翻訳のスタイルに関しては

やはり時代によって原文に忠実とか

平易な言葉に置き換えとかでもめたようですよ。

 

 

そしてメインになる時も

時代によって変わったようで…

求めるものが時代時代で違うのでしょうね。

 

 

翻訳にかかわった人物たちも

なかなか興味深いものがありました。

ちゃんとその当時では少ないであろう

女性の翻訳家に関しても取り上げられていました。

 

 

その中には、奔放そのものだけれども

勉学に関する熱意もものすごい

女傑にふさわしい方もいました。

要するに、愛した男はとこっとん!!愛するんですよ。

(大事なことなので強調しました)

 

 

その一方で、志半ばで

その命を終えなければいけない人たちもいました。

宗教で異端となり、絞首台に消えたものや

戦争の混乱の中で捕まり、強制収容所への

移送途中に命が尽きてしまった人…

 

 

こういうのを見るにつけて、

いい人というものは運に見放されると

実に残酷なものだな、と思ってしまいます。

 

 

それは終盤にもあります。

この場合は著者が縁に見放されたのと

つながった縁がその人のいのちの終わりにより

スゥ―っと消えてしまうこと…

 

 

今、こうして翻訳された本が

当たり前のように読める…

日本ではあまり翻訳書は売れないという都合上

盛んではないのですが、

最近は非英語圏の作品も有名になってきました。

 

 

翻訳家の人は陰に隠れがちですが

他言語の本を読むことができる…

すんごいことじゃないですか!!

でもシリーズ半ばで訳をやめるのやめちくり。

そのせいで読めない作品の多いこと!!

 

 

 

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