高峰秀子「人情話 松太郎」 | こつこつ、しています(超雑読ブログ)

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風が吹く日は大変。

ペダルをこごうがこごうが押し戻される。

で…

なぜに平静時心拍数が高いのや?

最近飲酒してないぞ?

 

 

 

 

高峰秀子「人情話 松太郎」 人情話 松太郎

高峰 秀子 文藝春秋 2004-01-01
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by ヨメレバ

 

 

【感想】

どこかで読んだことのある文だと思ったら

彼女の作品、過去に読んでいましたね。

どこか親近感がわくと思いました。

 

 

この本中に出てくる人物は

作家の川口松太郎氏です。

と、書いては見たものの、

この本を読むまで、彼の存在は

私の脳内ノートにはまったく存在しませんでした。

 

 

ですが、彼の人柄の良さ

真面目さ、努力の人だということは

彼の決して恵まれない学歴、出自からも

明らかでしょう。

 

 

その点、著者の境遇と似通っているので

話があって盛り上がっているのは

文中からもしっかり伝わってきます。

 

 

真面目だけれども、異性の方面でも

あまりに男なもんだから

恋人が4人もいるという異常事態に。

しかも、彼が離れてほしいと思っても

離れてはくれないわけでして。

 

 

だって、Wikipediaで調べたけど

まさにいけおじじゃないですのん。

うわぁ、年をとってもいい男って

本当にうっとりしちゃいましたわよ。

これじゃあ女性はやすやすと手放したくないわね。

 

 

彼はある女性を愛し、

子供を3人も受けました。

でもやっぱり芸能関係の子供の性なのかな、

うち二人は今でいう格好のゴシップの餌に

なってしまうことをしでかしてしまいます。

(一人は薬物関連)

 

 

彼はきちんとどうしてそうなったかを

自覚しているんですよね。

どうしても甘くなってしまう。

放任主義なのが良くなかった…と言っています。

確かに、当人の世代ではその方法は

通用(それでも人によりけりよ)したけれども

子供の世代ではより刺激が多くなってしまっているから

その方法は通じなくなってしまったのでしょう。

 

 

これって、今もいえることですよね。

よくなーんも注意もしない親御さんをみかけますが

将来困るのは本人なのよね。

うちは崩壊家庭だったから

別の面で苦労したけど

適度に手綱を引かなければ

絶対に苦しみます。

 

 

そんなことがもう30年前から言われてきていて

今はもっとそれを実感するようになりました。

どうしてそう劣化していったか。

詳しくはおろかな私には明確な答えは見出せません。

 

 

ですが、もしかしたら

この松太郎氏のような

潔い、正しいことを正しいと言え、

ダメなことはダメと裏表なしで言える

大人がいなくなってしまったからかもしれません。

 

 

他には著者と松太郎氏がかかわった

びっくりするほどの有名人の裏話、

そして、有名なある作家は

どうして「死」を選んでしまったのかという

二人なりの仮説についても語られています。

 

 

一部では他殺説も浮上していますが

私も自殺だと思うんですよね。

きっと賞の重圧に負けてしまったのでしょう。

賞は素晴らしいことだけれども、

時にこうして人を最悪の形で

間接的に殺めるものともなってしまいます。

 

 

これらのお話はもはや過去で

彼らの時代は

いくら頑張っても環境が違う以上

戻って来やしません。

 

 

でも、一人一人が思いやり、

いたわり、誠実さ…

それが持てる日が来れば

戻ってくるのかも(?)知れませんね。

 

 

 

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