ブログネタ:はじめて買ったCDは? 参加中



僕が初めて買ったCDは、松任谷由実のアルバム「LOVE WARS」です。


その前に「リフレインが叫んでる」が入っているアルバムを近所のお兄さんからカセットテープにダビングしてもらい、聴いていました。


♪~
どうしてどうして僕たちは出会ってしまったのだろう
壊れるほど抱きしめた



そんな『リフレイン』を何度も何度も聴いていました。



母にCDラジカセを買ってもらい、前もって買ってあった松任谷由実のアルバム「LOVE WARS」を何度も聴く、歌詞カードを読みながら・・・



初恋をしたり、ただ仲良くなりたいのに女の子だからといって意識してしまいかえって話せなかったりした、中学二年の春でした。


その「LOVE WARS」のなかに『心ほどいて』という曲がありました。


音楽の曲よりも歌詞が好きな僕はその歌を聴きましたが、どうも意味や内容がしっくりとしません。


♪~
そしてヴェールを上げて
彼と向かいあう時
あなたが遅れて
席に着くのが分かった



結婚式の歌だろうけど登場する男性が二人いて、『あなた』との事ばかりを歌う歌詞・・・

♪~
密やかな温もりも
燃え尽きた約束も
高い窓からカテドラルから
空に逃がすの




そしてある日、いつものように一人で映画館に行くと『波の数だけ抱きしめて』(主演:中山美穂)が上映中でした。
『私をスキーに連れてって』のシリーズです。


いきなり最初から結婚式のシーン、そこに流れる曲は松任谷由実『心ほどいて』



花嫁、中山美穂の隣には中年過ぎの男性、寂しそうに二人を見つめる織田裕二・・・
バージンロードを歩く彼女は瞳を伏せて彼の横を通り過ぎて行きました。


その時僕は、当時の疑問がやっと理解できました。
本当に好きでも結ばれない運命、恋愛と結婚は違うってこの事なんだなって・・・


この映画『波の数だけ抱きしめて』の音楽は『心ほどいて』の他にもアルバム「LOVE WARS」の中の曲が多く使われていて、当時歌詞カードを読んでも理解ができなかった内容が一気に解決し、映画を見ながら涙が止まりませんでした。