ゴールデンライカ
ライカⅠ (A) ゴールデンライカ
・1929年(昭和4年)
・エルンスト・ライツ=現ライカ社(ドイツ)
・35ミリフィルム
・透視ファインダーカメラ
ライカⅠの中でもXマスを記念して、16台だけ製造販売された
ゴールデンライカの同一モデル。
この他にも宮越屋珈琲町田店では、クラシックカメラ・アンティークカメラを常時展示しております。
ご協力:FROM FIRST
アクセスはこちら:宮越屋珈琲町田店 地図
pride
どこにも負けない焙煎をしたい。
コーヒーの味わいは、大きく5つの要素で構成される。まずひとつは、「コク(ボデ
ィ)」。二つめは、「香り(アロマ)」。そして、この二つが合わされて与える全体の印
象が、「風味(フレイバー)」。さらに、風味を大きく左右する要素として、「酸味」と「
苦味」がある。残念なことに、ただ濃くて苦いだけのコーヒーが、"本格的な”コーヒ
ーだと誤解されているケースもあるようだ。しかし、コクは渋味の一歩手前にとどま
り、苦味は、その底に豊かなまろやかさを秘めていなければならない。
口の中で感じるコーヒーの重量感に、どれだけ多様な深さや輝きがあるのか。
宮越屋のコーヒーは、つねにその点を高い次元で求め続けていきたい。そこで鍵
を握るのが、焙煎技術。上質な豆を長時間じっくりと深く焼くこと。コストを要し、生
産性の面からはデメリットになることの基本姿勢が、宮越屋ならではの味を決め
ているのだ。
豆に、新しいいのちを吹き込みたい。
収穫された上質なコーヒー豆は、中においしさがぎっしりと詰まっている。それを
大切に取り出してふくらませるのが、焙煎という工程である。生きているおいしさを
、焙煎によって殺してしまってはなんにもならない。コーヒーの味わいは、この焙
煎によって決まるといっても過言ではないだろう。豆をローストすることは、さぁ今
がピークだという、無言のメッセージを必ず送ってくる。それを見きわめるのが最も
重要なポイント。それは、その日の気温や湿度などにも左右され、メーターやコン
ピューターだけではとらえられないほど微妙だ。宮越屋の全ての豆は、他には決
して真似のできないレベルで、つねにこの最高のポイントまでじっくりと適正に焼か
れている。
MIYAKOSHIYA COFFEE STORY より
street culture
カフェで、都市の活気と文化をつくりたい。
カフェは、単にコーヒーを飲むだけの場所ではない。ヨーロッパには、長い歴史を
持つカフェの文化がある。テレビも電話もない時代、そこは人々が楽しいおしゃべり
に興じたり、政治や芸術の議論を熱く戦わせたり、人々の連絡先となるところだった
世界で最初の保険会社も、その源流は、たくさんの人間が出入りするロンドンのカ
フェにあったというではないか。人は、一日に何度もコーヒーを飲みに立ち寄りなが
ら、誰かと会ったり、書き物をしたり、本を読んだり、そこを自分の部屋の一部のよ
うに使っていたのだろう。そこに行けば、おいしいコーヒーがある。楽しい時間や、
安らぎがある。そして、ビジネスやアートなどの、たくさんの刺激やニュースまでも
が手に入る、カフェは、まちがいなく、都市文化をダイナミックに動かしていくエンジ
ンのひとつだったのだ。
宮越屋が作るカフェも、都市生活の中で、毎日何かが生まれたり盛り上がったり
するような、居心地の良いオアシスであり開かれたメディアでありたい。一日に一度
気に入ったカフェですごす、とびきりおいしいコーヒーのある時間。私たちは、生活
のそんなゆとりを、都市に暮らす人々に何よりも大切にしていただきたいと思う。
MIYAKOSHIYA COFFEE STORY より