今日の京都4月25日(木) | 都のかほり日記

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京都、奈良、滋賀、神戸、東京。私のテリトリーです。
そこでのさまざまな出会いを綴っています。
仏像が大好きで、美味しいもの、スィーツ、美しいものが大好き。あちこちと出没しています。

おはようございます。
昨日は、全国的に気温が上がらず、肌寒い1日でした。しまっていた上着やセーターを取りだしました。
しかし、今日は一転、真夏日のところの予報が出ています。気温の急激な上昇にお気をつけてください。
昨日から、「熱中症特別警戒アラート」の運用が始まりました。「特別警戒アラート」は、国内で過去に例のない危険な暑さが予想される場合に環境省から発表され、これまで危険な暑さが予想される場合に発表されていた「警戒アラート」よりもさらに強く熱中症を予防する行動の徹底を呼びかけるものです。
今日はまだ発表されていませんが、どうぞ熱中症にお気をつけてお過ごしください。





今日から七十二候が移ります。

【霜止出苗】(しもやみてなえいずる)
霜が降りなくなり、苗代で稲の苗が生長する頃。霜は作物の大敵とされています。
この霜ができるメカニズムは、冷たい高気圧に覆われると放射冷却によってできた寒気が重くなって、低地に流れてたまってできます。この時、農作物が霜の被害を受けることを英語ではフローストポケットといいます。
新茶の茶摘みもそろそろ始まる頃ですが、お茶も霜は大敵で、そのために茶畑には大きな扇風機のような風を送る装置が設置されています。これで空気を拡散して霜を防いでいます。




さあ、今年の新茶が楽しみです。

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さて、今日は、御忌、法然忌です。
浄土宗の開祖、法然上人の忌日です。


出典Wikipedia


この日法会が4月18日から今日まで
浄土宗の総本山である知恩院で
行われています。
この法然上人の忌日ですが、
建暦2年(1212)1月25日に80歳で
ご往生されています。
それなのに、なぜ、4月25日を忌日と
なったのでしょうか。

まず、御忌ということですが、
本来は天皇の忌日にしか用いられない御忌を
法然上人に使うようになったのか。
法然上人の忌日法要を御忌と呼ぶようになったのは、
大永4年(1524)に後柏原天皇が詔勅を
下されたことからです。
「毎年正月、京畿門葉を集め、一七昼夜にわたって
法然上人御忌をつとめ、はるかに教えの源を
たずねよ」ということから御忌は勅会として
定められました。そのため、1月18日より、
命日の25日まで営まれることになったのです。

江戸時代になると、知恩院も幕府の外護を受け、
現在のような広大な寺院となりました。
そのため、法然上人の忌日法要に、
全国から多くの人々が集まることになりました。
その頃、一年の寺参りの始めとして華やかに
着飾って参拝に出かけたことから御忌は
「衣装競べ」とも呼ばれたそうです。
この御忌にお参りするために
女性たちが着飾ったことから、
「御忌小袖」といってその年の移送の流行の先駆けと
なったそうです。さながら、現代のファッションショーでも
あったわけです。
その様子を
「着だをれの京を見に出よ御忌ま
ふで」(几童)、
「なかには女や京を寒がる御忌詣」
「御忌の鐘ひびくや谷の氷まで」(蕪村)とも
詠まれています。

また、この御忌は行楽の始めとなり、弁当始とも言われていました。

このように、寒い中の旧暦の1月から
お参りがしやすいように新暦の4月にと明治10年(1877)より現在のようになりました。

今年の御忌は今日で終了します。
今年は、浄土宗にとって、特別な年です。法然上人が浄土宗開宗850年です。慶讃法要は終了していますが、浄土宗開宗850年を機縁として勢至堂の修理事業などがされます。



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どうぞ、今日もお元気で笑顔で楽しい1日でありますように!
行ってらっしゃい!

【今日の京都令和6年4月25日(木)】(No.3447)


※掲載の情報等が変更になる場合があります。お出かけ前にご確認ください。

中止になっている行事もあります。
お出かけの際にはご確認の上、お出かけください。

https://ja.kyoto.travel/news/format.php?id=143

○ 春季大祭六斎念仏/吉祥院天満宮



吉祥院天満宮の春季大祭は毎年4月25日に行われます。境内の舞殿で、国の重要無形民俗文化財に指定されている六斎念仏が奉納されます。鉦や笛の音にあわせて太鼓の曲打ちや獅子舞などが演じられ、「獅子と土蜘蛛」では、蜘蛛の糸が観客にまで届いて盛り上がります。境内には夜店も出て賑わいます。
日程4月25日  祭典/10:00、
六斎念仏/20:00~21:15頃 ※状況により変更・中止となる場合あり
料金無料
アクセス
JR京都線「西大路駅」から徒歩15分もしくは市バス「吉祥院天満宮前」下車、またはJR「京都駅」から市バス「西大路九条」~徒歩10分

○ 御忌大会/知恩院



法然上人の命日を期して行われる忌日法要です。
今年の御忌は今日で終了します。
アクセス
京阪電車「祇園四条駅」下車、徒歩約10分
阪急電車「四条河原町駅」下車、徒歩約20分
地下鉄東西線「東山駅」下車、徒歩約8分
市バス「知恩院前」下車、徒歩約5分
ホームページ
http://www.chion-in.or.jp

○縁日・天神市/北野天満宮



菅原道真公を祭神とする北野天満宮では、誕生日と祥月命日にちなむ毎月25日が縁日となり、「天神さん」の名で親しまれています。骨董品などさまざまな品を扱う1000軒余りの露店が出て賑わいます。
日程毎月25日  
時間7:00~21:00
場所 京都市 北野天満宮
アクセス
JR嵯峨野線「円町駅」から(西ノ京円町バス停)市バス「北野天満宮前」すぐ、またはJR「京都駅」から50・101系統のバス「北野天満宮前」すぐ
ホームページ http://www.kitanotenmangu.or.jp/ 

○ 春の特別公開(〜6/16)/大徳寺塔頭 興臨院 

○十三まいり(〜5/13)/法輪寺

○ 花の天井 春の特別公開& 椿を愛でる会(〜5/6)/平岡八幡宮

○ 春の特別展とライトアップ(〜5/6)/高台寺

○ 春の特別展とライトアップ(〜5/6)/圓徳院


○ 春の特別公開(〜5/16)/弘源寺

○ 春の特別公開(〜6/30)/宝厳院


○ 男山桜まつり(〜4/30)/石清水八幡宮

○ 春の特別拝観(〜5/6)/銀閣寺

○ 霊宝館の春期特別展(〜5/6)/醍醐寺

○春の特別公開(〜5/25)/東寺

○ 伏見名水スタンプラリー(〜5/31)

○ 春季名宝展(〜4/22)/大覚寺


○ 春の特別拝観(〜6/2)/相国寺

○ 特別入山期間 御室花まつり(〜5/6)/仁和寺

○ 霊宝館春季名宝展(〜5/6)/仁和寺

○つつじと新緑の特別庭園公開(〜5/7)/正伝永源院 

○ 御土居の青もみじ(〜6/30)/北野天満宮

○ 令和6年 第150回記念公演都をどり(〜4/30)/祇園甲部歌舞練場

○ 建礼門院寺宝展(〜5/10)/長楽寺

○ 霊宝館春季特別公開(〜5/31)/清涼寺

○春の特別拝観(〜6/16)/瑠璃光院 

○ つつじ園 開園(〜5/12)/三室戸寺

○不動大祭(〜5/15)/三千院

○ 大原女(おはらめ)まつり
(〜5/19)

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