2017年11月18日(土) 11時44分41秒

【間接民主制→直接民主制へ】イタリア五つ星運動のリカルド議員が来日します。(11月末・東京)

テーマ:ブログ

【間接民主制→直接民主制へ】

 

ちょっと面白いことが月末にあるのでお声がけです。

 

イタリアの五つ星運動という第二政党の3役を務めるリカルド・フラカーロ(Riccardo Fraccaro)下院議員が来日することになりました。

 

きっかけは、元農林水産相の山田正彦氏が数ヶ月前にイタリアで知り合い、市民革命的な五つ星運動のあり様とその勢いに、ぜひ日本でも政治と市民をコミットしようと頑張って居る人達に会って話してもらいたい、とお願いしていたところ、今月に入ってから来日が可能となる旨、報せが入ったそうです。

 

 

五つ星運動はコメディアンのペッペ・グリッロ氏が「政治の腐敗をなくす」「地球に優しく」など、わかりやすくて当たり前の方針を掲げて起こした政党でインターネットを中心に多くの国民を巻き込んで、政権を取るのは時間の問題、と言われている状況です。
(スペインのPODEMOSどころじゃない騒ぎになっている)

 

政治的立場(wikipediaより)

人民主義、デジタルデモクラシー、ダウンシフト(スローライフ)、環境主義、反欧州統合、反政党性、反汚職

 

議員の任期は2期と定めており、現在の党の3役は全員30代でリカルド議員も36歳と聞いています。(党首は31歳!)議員の給与は、国民の一般年収と同額だけ受け取り、また政党助成金も受け取りません。

 

代議士にお任せする「間接民主制」から、住民投票・国民投票を重んじた「直接民主制」への移行、もテーマに掲げていて、先ごろは国民投票によって「食糧の安全保障(農薬・遺伝子組換えなど5項目)」を憲法に加えることに成功しています。

 

(訂正:横線で打ち消した部分は、スイスの事例と情報が混同していたことがわかりました。五つ星運動は、EU脱退の是非を国民投票したい、と掲げてきています。これも、政権を視野に入れた穏健路線への転換の中では「最終手段」という位置付けにシフトしてきているようです。)

 

フラカーロ氏はイタリア憲法改訂の「直接民主条項」の起草者でもある、との事です。

 

今の日本では、改憲問題が自民党に主導権を握られている状況なのでメディア力、資金力のある方向に世論が傾きがちな情勢の中では、国民投票を不安視する声もありますが、

 

こと地方のことに関しては、行政と業者で決まってしまいがちな大きなプロジェクトなどにもっと住民の意思が直接的に反映されるための手段として住民投票を活発化させることにより、主権の存ずる市民そのものがちゃんとステークホルダーとして
市政に機能することができるようになる可能性が高まるのではないでしょうか。

 

識字率や就学率に著しい貧富の差があった時代に生まれた間接民主制が、ぼちぼち直接民主制に歩を進めるのは、当然の流れかな、と。

 

「地域のためにいいことをしよう」
「自分たちのことは自分たちで決める」

 

五つ星運動が直接民主制を浸透させるために使うこの合言葉は、日本の地方政治においてもシンプルに響く可能性を感じます。

 

そんなわけで、
今回のリカルド議員の来日は、僕もとても楽しみにしているところです。

 

個人的に対談も組ませてもらったので、後日、記事にしようと思います。

 

いくつかのイベントが予定されていますが、28日に参議院議員会館・講堂で行われる講演会が300人規模と、もっともキャパが多いようです。26日には、練馬区の豊島園の近くにあるKIRAKUDOWというリノベート古民家の会場で語りあう会が催されます。

28日の詳細

https://www.facebook.com/events/1973019986249742/

 



行き詰まった日本の政治を変えるには、
有権者一人一人がかごの鳥のように既存の政治観念の中で
考え、選択させられてきた状況から脱皮し、自分たちで考え、アイデアを提出し、具現化していくための法整備をイメージしていくことが大切になっていきます。

 

2013年の総選挙で旋風を巻き起こしてから、ローマ市長、トリノ市長なども生み出し、2017年の統一地方選では中道右派の台頭で大敗を喫したものの、8月の世論調査では政権与党の中道左派・民主党とほぼほぼ互角の支持率を維持しています。(どちらも27%台)

 

貧困層へのベーシックインカム、EU懐疑の地域主義、党方針のインターネット決議、などによって中〜低所得層の若者から根強い支持を取り付けてきましたが、
 
いよいよメインストリームの先頭に立つ可能性が見えてきた2017年、国際社会や金融市場にも目を配った、やや穏健な路線へとシフトしつつあることに、来年、イタリアで行われる総選挙において五つ星運動が政権を取る可能性があることのリアリティを感じています。

 

ただのファナティック(熱狂的)な運動で終わるのではなく、事実、直接民主制を定着させるために政権の座につくためには、扇動的なスタイルやポピュリズムから、より現実的で政治的なスタンスへのシフトも辞さないということでしょう。

 

ちなみに彼らは、政策の妥協をしないために、これまでは一切の連立を拒否しています。(欧州議会における会派には参加)

 

また、直接民主制が定着して、現在のような政治のシステム破綻と腐敗が解決されたら、別に党の維持が目的ではないので解党するとも言っています。

 

既存の政党政治をぶっ壊すと言っているわけですから当然ながら風当たりも強く、ぺぺ・グリッロのファシズム的な独裁である、ポピュリズムの台頭は政治運営において危険だ、など一概に認めない声もありますが、来年の総選挙でイタリア国民はどういう答えを選択するのでしょうか。注目です。

 

 

 

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コメント

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1 ■待ってました!

絶望的状況の中、こういうニュースを待ってました!ただ東京なので行けません。京都か大阪でも集会があればいいんですが。
まだ話を聞く前ですが、三宅さんに日本のグリッロ役をぜひやっていただきたいと思います。

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