斎藤まさし氏(市民の党代表、選挙プランナー)、逮捕に関する何度かのFB投稿を時系列でまとめました(一部、加筆修正)。要所をついているかどうか、ってよりこの事件を通して湧き出た思い、所感に近いです。

こういう覚悟はいつでも持って、何十年もやっていたはずですから、本人はそんなに驚いちゃ居ないとは思うのですが、罪状認否の状況すらまだわからないので、引き続き情報を得ていきたいと思います。

公民権を何年も剥奪されることになると、斉藤まさしは来年の参院選に関わることができなくなります。

投稿その1

斎藤まさし(本名:酒井剛)が静岡市長選絡みの公選法違反で逮捕された。高田ともこ選対の要だった宮沢静岡市議(僕と同い年のサーファー議員)がよくわからない科で逮捕されて本人が中で否認してた数週間前に斎藤さんに「どういうことか」と確認をとったら何回も「はめられた」と言ってたけれど、状況はよく分からないままだった。選挙前の政策ビラ配りの業者が、投票依頼をしたとかなんとか。
「やつらはとにかく俺をつぶしたいんだよ」というのも、いつもの口癖のように言っていた。会うとよくそう言うから、僕ですら時には「やつらって誰なのさ」「自意識過剰じゃない?」とすら思っていたけれど、本当に逮捕された。

あんまり体調が良くなさそうだったから、とりあえず身体が心配だ。とにかく、捜査とか聴取の経緯を注意深くみていくしかない。事実関係をちゃんと知りたい。

斎藤まさしが良く言っていたことがある、
「基本的に、この国の選挙では敗れた選対からしか、公選法違反の逮捕者は出ない。」

数年前に初めてそのトレンドを聞いたときは、露骨な話で驚いた。

公選法違反容疑:無党派選挙の神様…選挙プランナーら逮捕
毎日新聞 2015年05月26日 21時01分(最終更新 05月26日 21時11分)
http://mainichi.jp/select/news/20150527k0000m040072000c.html

きじ

投稿その2

そんなことをつぶやいていたら横川けいきさんから電話。
違反の内容を詳らかに聞いたうえではただの「クロ」という判断をせざるを得ない状況だと言う。斎藤さんのオールドスクールな選挙手法、ギリギリを攻めることで資金や地盤のない無党派を勝たせてきたプランが、最後に資金のある選挙でこけた。

起訴されるんだろうか。裁判で闘うんだろうか。引き続き、情報を得ていきたい。


投稿その3

5/9、事の発端、宮沢静岡市議逮捕の時点でのニュース
静岡市長選公選法違反:宮沢容疑者が否認 弁護士会見、活動の正当性主張 /静岡
毎日新聞 2015年05月09日 地方版
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150509ddlk22040064000c.html

きじ2

僕は、(事実上)新人候補だけが「事前の選挙運動を禁止」されている公選法に問題があると思っている。現役議員は議員活動の名目の中でいくらでも有権者にPRができるし、政党に所属の場合は選挙前はもとい、政党ビラは選挙期間であっても配布できるなどのアドバンテージがある。

要するに無所属の新人が選挙をするにはあまりに制約が多いシステムになっている。

そこで公選法で禁じられている「事前の投票呼びかけ」の項目に触れるか触れないかのギリギリの攻防が生まれる。「よろしくお願いします」はアウト。「こんにちわ」はセーフ。
候補者(これも選挙期間前は「立候補予定者」)たちはほとんど皆、事実上の選挙運動を「議員活動」とか「政治活動」の名目でやっているのが現実だ。だったら、投票の3ヶ月くらい前から段階的に選挙運動を平等に解禁していけばいい。

「逮捕」という言葉にあまりとらわれずに、問われている「罪」がなんであるのかをよくみていきたい。


投稿その4

事前の政治活動に関する、これまでOKだったギリギリセーフのラインが、半年くらい前からアウトになっていたが、警察からは与党関係者にしか知らされていなかった、という事のほうが俺にはアウトなんだが。
ただ、今回ポスティングを自民党も共産党もやっていないと、ある選挙区で聞いたのが気になっていた。これは全国的にそうだったのかな。基準が動くんだったら、それを無所属候補者にも平等に周知しなかった警察と総務省の責任が問われると思うんだけれども、世の中そんなに甘くない、で済んじゃう話なんすかね。?
斎藤氏の防御が甘かったというのもあるが、これは逆に選挙経験豊富な斎藤氏だからはまった落とし穴かもしれないね。これまで4桁の選挙やってきた人が簡単にアウトラインを踏むはずはないんだ。

「なお、斎藤氏は、この関連捜査への抗議会見も一週間前に行い、捜査中止を静岡県警と地検に申し入れていたそうです。」

「きちんとした政党では常識としてわかっていたことですが(昔は大丈夫だったが、現在は駄目と党本部から指導状態)、どうやら、斎藤まさし氏はわかっていなかった模様。しかも、半年位前から、こうしたケースは立件する可能性が強いということが、他県では警察から与党陣営にリークされていたそうです。」

「こうした選挙という流れの中で、当局側がどういう対応をおこなってくる状態なのかは、常きちんと確認する必要があるということです。今回の斎藤まさし氏逮捕というのは、原発事故後の日本で、ありがちな光景と僕には見えています。」

木下黄太氏のブログより
【速報】山本太郎議員誕生の立役者、「市民の党」斎藤まさし氏が公選法違反の疑いで逮捕とその背景事情。
http://blog.goo.ne.jp/nagaikenji20070927/e/575195c323921e74a690f005157096de