山本太郎君から緊急招集を受けて、九州ツアーのさなか東京へ駆けつけた。

参院会館で開かれた集会には、社民党の福島みずほ党首、生活の党の森ゆうこ代表代行、日本未来の党の阿部知子議員をはじめ、日本共産党の笠井亮議員、緑の党の関人あきこさんらが出席。僕も末席に座らせていただいての記者会見が行われた。いや、記者会見というよりは「公開の話し合い」という体をとったそれは、まさに僕が掲げる「チャランケ」そのもの。今、政治に求められているのは開かれた話し合い。「秘密裏に」とか「水面下」とか「ウラ工作」とか、原発が事故して水かけ続けてて、人々が広い範囲で被ばくし続けている状況で、まったく民衆の心をつかむはずがない。みんな、「本当の解決策」にむけた「目的を忘れない」具体的な行動に結びつく議論を求めている。

太郎くんが発表したことは簡単に二つ。

・脱原発、反TPP、脱ひばく を掲げて参議院選に立候補することを名言(全国比例か、小選挙区かはまだ未定)

・脱原発、反TPP で意思統一した野党勢力の大結集を呼びかけ

後者に関して、彼はこの数ヶ月、各党に必死の呼びかけを続けてきた。各党の長い歴史やら、支持者を含めた複雑なパワーバランスもあるので、一般市民の目からみれば、既存政党はのらりくらりと返答を先延ばしてきた。「ああ、事ここに及んでまだこういう体質なのか」。

福島原発の労働者たちの就労環境の改善。
そこで働いてきた若い仲間達の目に見えた健康状態の悪化。
果たされない保障。
被ばくを助長する除染事業。
家族や自分の体調悪化の結果、生じる高額医療費のために、除染に身を投じるブラザー。

こういう俺の目の前にある仲間の事実と、政治家さんたちの事情に絡み絡まれた「歯切れの悪さ」と「目に見えた結果のなさ」はまるで別の世界の出来事のように乖離している。

政治家を責めたいんじゃない。
ただ、じっとしててもなにも 変わらないから、俺も加わることにした。
云いたい事云わせてもらって、その分皆さんの意見も聞いて、勉強させていただこう。

その三宅を通じて、これまで政治に失望し、離れていた
豊かな感性を保持した心ある人々が、「ムラヅクリ」「クニヅクリ」に
戻ってきてくれることを心から願っている。

僕の当選など、その過程で生じるひとつの副産物に過ぎない。

さーさー、賢くなろう。
全国民的に知力UPのチャンスです。

全員参加型民主主義。
ベネズエラのチャベス先輩も、そこのシンプルな原点を強く訴えていたわけです。

ネットから飛び出して、
テレビよりも新聞よりも先に、「あなたの話」を聞いてくれる人たちに
伝えて、
喧々愕々(けんけんがくがく)
チャランケ(アイヌ:問題が生じたときに解決するまで永年続ける、争いを避けるための話し合い)
してください。ANTA MEDIA。

そして、これまで投票に行かなかった数千万人のうちの1000万人くらいが、7/21の投票日に投票所へ行くことで、既存政治の思い描く戦略や想定は、一気に瓦解して「まったく新しい景色」が僕らの眼前に広がっていることでしょう。

使い古されたフレーズだよね。でも
LET'S GO TO THE VOTE!

どう考えても、この政治に無関心だった(ある意味、それはマトモとすら云える)人々が一気に投票へ行く事。これ以上の革命はあり得ないんです。

どこの誰に投票するかは、当然それぞれによく考えて話し合って、ご勝手に決めてください。

俺に、山本太郎に、なんてことをワーワーと申し述べるつもりはありません。

とにかく、投票率をあげる事。
これで、劇的に変わるんです。


ATTENTION PLEASE.
ATTENTION PLEASE.


今日の発表で、安倍首相と公明党の山口代表が国会の会期延長をしない事が決定。

予定通り、選挙公示日が7/4
投票が7/21と正式に決まりました。





太郎くんは、大連合の結論を各党に「今月中」の期限をきって求めて、会は終わりました。
つまり、あと3日です。

仮に「一丸」の具現的な形がとれないとしても、昨日集まった各党の思いは「大きくとって一つ」なのは間違い在りません。そう信じたいね。

実りある、熱い話し合いでした。
僕はそう思っています。

政治をマツリゴトに。
ひきつづき、ご注目ください。


「山本太郎氏、参院選出馬を表明 「ひとつになってTPP、原発を止めたい」」
http://tanakaryusaku.jp/2013/05/0007182
田中龍作ジャーナル