皆さん、こんにちは。ダッシュの小泉です。
時差のあるブラジルでのワールドカップ開催で寝不足な方も多いようですが、ダッシュに通う中学生のみなさんも運動会にＷ杯に中間試験に（中３生は修学旅行も！）と充実した日々を送っています。
さて、先日、ダッシュ講師陣一同で「進学研究会」さん主催の進学説明会に参加してきました。
進学研究会＝略して進研は、中学３年生御用達（笑）のＶ模擬を行っている会社です。
進研は模擬テストの実施以外にも、受験に関するデータ分析等もやっており、
新しい制度の情報がいくつかありましたので、ご報告させて頂きたいと思います。
まずはダッシュ近隣の都立高校をご紹介します。（ ）内は最寄り駅です。
◆飛鳥高校（王子神谷）
単位制で、進路に合わせた授業選択が可能。語学を中心にした進学校。
土曜授業、予備校のサテライト授業を実施。
近年女子の応募が増えてきている。入試では英語の傾斜配点（１．２倍）を実施。
◆足立新田高校（王子神谷）
２年次からスポーツ健康、福祉保育、メディア文化の３学系から選択。
２６年度の募集から進学クラスも新設。
体育施設が充実しており、新校舎・体育館・プール・グラウンドも完成。
推薦入試は高倍率で、２６年度入試から実技を取りやめて作文を実施。
◆王子総合高校（西巣鴨）
平成２３年度の新設校。男子生徒の応募が多い。
メディアネットワーク、ビジネスコミュニケーション、工業デザイン、
伝統文化工芸、スポーツ健康の５系列を設置。
ご存じの通り、都立高校の人気は年々高まってきています。
上に挙げたダッシュ近隣の都立高校もその例外ではありません。
以下に２６年度入試から見る都立高校入試の傾向をまとめてみました。
【都立高校の入試傾向】
◆推薦枠減少による倍率アップ
前年度の推薦入試制度変更によって推薦枠が減少したものの応募者の数はさほど変わらず。
結果的に推薦入試の倍率が高まりました。
◆一般入試では１００名以上の不合格者を出した学校が増加
文京、北園、向丘、竹早など、全日制では４８校が該当します。
２７年度入試でも人気校ではかなりの競争が予想されます。
つまり・・・
１点を争う入試でその競争を勝ち抜いて見事合格を勝ち取るには、入試当日の試験で良い点数を取れる学力はもちろん、
学校の成績（内申）についても非常に重要な要素となってきます。
また、なるべく早めに（できれば中学１、２年生のうちに）第一志望の高校を設定し、合格に向けた具体的な学習スケジュールを立てることも大切です。
偏差値や校風だけではなく、自習室や土曜授業、重点支援校や理数フロンティア校の設置、校舎の改築工事、新制服の導入など、新しい制度や特色を取り入れてオリジナリティを出す高校が増えてきていますので、自分に合った志望校をじっくりと探してみることをお勧めします。
そして平成２８年度入試から、内申に関わる重要な変更点があります。
特に、現在中学２年生の方は要注意ですよ！（＾＾；
◆平成２８年度入試からの変更点
・学力検査の一次が５科目必須に！
・内申換算で、実技４教科の評定を現行の２倍に！
つまり・・・
平成２８年度入試からこれまで存在した英数国の３教科受験校はなくなります。ダッシュ近隣では足立新田高校がそれに該当します。理科、社会の暗記科目についても日頃から復習を心掛け、なるべく早めに受験対策に取り掛かるようにしましょう。
そして中学３年生だけでなく、１・２年生のうちから実技科目の内申点もしっかり意識をして取っておく必要があります。「まだ１年生だから」「来年からやればいいや」ではいけないのです。
◆自校作成から、グループ共同作成へ
①進学指導重点校（日比谷、戸山、青山、西、八王子東、立川、国立）
②進学重視型単位制高校（新宿、隅田川、国分寺）
③中高一貫の併設型高校（白鴎、両国、富士、大泉、武蔵）
の３つのグループごとに、入試問題を共同作成することになっています。
今年度の入試でも、共通問題以外に高校ごとに特色の異なる出題が予想されます。
志望校にあわせ、様々なタイプの問題に対応できるようにしておく必要があります。
中間テストが終われば、もうすぐ夏休みですね。
ダッシュでも夏期講習が始まります。
学校がお休みのこの期間は、これまで勉強した内容を一気に復習したり、９月に向けて予習に取り組むこともできる重要な期間です。
皆さんにとって、第一志望合格を見据えたステップアップの夏になるよう、スタッフ一同お待ちしております。