また実家の方に変形菌を見に行ってきました。新たな発見が無いので帰ろうかと思った時、突っ立った枯れ木に茶髪の様なものが付着していました。よく見るとこの枯れ木にはこのような茶髪が何か所もありました。

 

 

 

茶髪は100円硬貨の直径と同じくらいの長さであることが分かります。

 

 

これはオオムラサキホコリという変形菌です。普通のムラサキホコリが巨大化した種類です。

 

子実体の生え際をみると、まるで毛髪の薄い人が人工植毛したみたいです。白い部分は変形膜のなごりです。ふだん何気なく見ている枯れ木なども注意深く見るといろんな生物が発生しています。

 

 

オオムラサキホコリといえば変形菌の名前ですが、私は単にオオムラサキというと日本の国蝶のオオムラサキを思い出します。これはオオムラサキの雄の成虫です。大変きれいです。以前広島県府中市のオオムラサキの里で撮影しました。オオムラサキを保護する活動が各地で行われています。広島県に住んでいたころが懐かしいですね。