花 306 | 舞う葉と桜〜櫻葉・嵐綴り〜

舞う葉と桜〜櫻葉・嵐綴り〜

腐女子向けのお話ブログです。

相葉雅紀という男は、多分なかなかに変わった男なんだと思う。


自ら起業し自ら社長をつとめているからこそ彼は成り立っているのであって、彼のような男が一般企業に勤めたら………いや、雅紀が一般企業に勤めるなんてことは、おそらく………絶対にあり得ないか。入社式で飽きそうだもんな。ん?入社試験か?違うなそもそも就活からやらないか。





相葉雅紀という男は、そういう男だ。





自分の興味のあることしか興味がない。


どうでもいいことはまじでめちゃくちゃどうでもいい。


ただしその興味がひとたびわけば、向かえば、とことんだ。とことんが過ぎる。過ぎ過ぎる。





そして俺、SHO MOCHI テクニシャン SAKURAIはというと、ある意味雅紀と同じくとことんな男なのかもしれない。


雅紀のようなとことんでは決してないが、地味に地道に、時に泣きべそをかきながらでも、1ミリでも的に。這ってでも行く的に。





え?何の話かって?





とことんだよ。





興味のあることにはぴょんぴょん軽快にとことん進み続けるウサギ型とことんな雅紀と、地味に地道にその歩みを止めないカメ型とことんの俺が出会って恋をしてお致しを致すと。





はい。とことんです。


ええ。とことんです。


どんなにお致ししたくてもできない時間がまあ長かったので。ほんっとに長かったので。





『ソウイウコト』に興味津々が過ぎてあちこちで色んなことを調べて試したい雅紀と、雅紀が持ってくる情報をひとつひとつ雅紀にどう有効か試す俺。





とことんがとことんでとことん。





そんな俺らの結果がどうかって。





そんなの。












え?それ以外の何があると?





しかも今日は風間さん、横山さん、松本さんのお三人がお三人それぞれ用事があってソイ御殿に来られないことも分かっているのですよ。ぬかりはないのです。当たり前でしょう?


俺を誰だと思っているんですか?


SHO MOCHI テクニシャン SAKURAIですよ?SHO MOCHI テクニシャン SAKURAI‼︎





テクニシャンのミドルネームも伊達じゃないってことが、雅紀の様子からも分かってもらえると思いますよ?





ベッドに突っ伏して放心。


お天使が‼︎片翼を惜しげもなく光に晒し広すぎるベッドに突っ伏して放心‼︎


はああああああああああ………♡って声を漏らし、お天使な顔をゆるゆるにして放心‼︎






勝った‼︎


俺のテクニックが絶倫お天使に勝利した‼︎





地味に地道に雅紀をとことんとことんTOKOTONN‼︎開発し続けた結果が‼︎今ここに‼︎





しかも俺はまた1週間の禁欲生活をした。


ってことでまだイケる‼︎まだ元気なのだ‼︎





今日はまじ全力で‼︎俺が得たテクニックの全てを‼︎全力で‼︎





ぶつけさせて頂きます。ええ、とことん。





知ってます?もちって粘るんですよ。もちって。





俺は雅紀に気づかれないよう大急ぎでパオンするパオンにゴム製のお洋服を着せ、素晴らしく素晴らしいすっぽんぽんな肢体に身体を重ね、その耳元に唇を寄せた。そして。





「雅紀、もう一回」





なんてセリフを、よもや俺がキメッキメの低音ボイスで言う日が来るなんて。





やばい、俺泣きそう。





「もうちょっと休憩………」





の、言葉は、しっかりとキスで塞いで。





SHO MOCHI テクニシャン SAKURAI。


余韻に浸るお天使雅紀の身体をころんと反転させ、ゴム製のお洋服を着せたまだまだ暴れ足りない凶暴化中の俺のパオンを、俺だけのために開発に開発を重ねた俺だけの秘所に、突き立てたのであります。


同時に、それはそれはお天使の官能的ないい声が、部屋に大きく、響いたのであります。





覚悟はできてるかい?雅紀くん。


俺はまだまだまだまだ‼︎足んねぇぞ‼︎










翔さんにぜひ祝福の米を✨