その瞳に見つめられるだけで、心の水面に波紋が広がってしまう。

揺れ動く感情、早くなる鼓動。混乱した頭の中でもこれだけは、はっきりとわかる。

中田花奈という女性は美しいのだと──。

過去との戦い

―― 昨年12月のアンダーライブは僕自身含め、周りの関係者の評が非常に高くて。これを受けて、ぜひ今回のブブカではアンダーライブ特集を組もうということになったんですよ。

中田 うれしいなあ。ありがたいです! 今その話を聞いて思い出したんですけど、昔の2ndシーズンの頃は雑誌のグラビアとかアンダーみんなで表紙をやりますとか、ライブがよかったからいただいたお仕事が多かったんです。そういうのが初めてのことだったんですよ。でも、それからしばらくしたらそういうことも少なくなっていったので、今めちゃめちゃ「その声、待ってました!」って感じです(笑)。

―― 僕は2日間見せていただきましたけど、初日が終わった時点で興奮気味で、ものすごく充実感があったんですよ。

中田 以前は練習時間がたくさんあったおかげでしっかり固められたりして、パフォーマンス力の高いメンバーが集まっているのがアンダーライブの基本みたいなところがあったはずなんですけど、初期のアンダーを支えた(齋藤)飛鳥とかさゆにゃん(井上小百合)とかまりっか(伊藤万理華)とかが選抜に入るという状況が続いて、だんだんと形も変わってきて。それに、アンダーメンバー自身も忙しくなり始めて練習の時間が少なくなるということが起こって、以前のようなアンダーライブを作るのが難しい状態になっていたんですけど、それでも今回は全員が集まれない状態でも参加できるメンバーだけで何度も固めをやったので、どれかひとつの固めには必ず一度はいられる状態にして臨みました。なので、自分たち的にもあの頃に近づけたんじゃないかと思っています。

――去年のアンダーライブはそのほかに5月に中部シリーズ、10月に北海道シリーズがありましたが、北海道あたりから「アンダーライブ、ちょっと変わったんじゃない?」って声がちらほら耳に入ってきまして。

中田 確かにそうかもしれない。中部シリーズは3期生が入って初めてのアンダーライブで、私を含めてセーラームーンのミュージカル組が全員出られなくて。3期ばかりになってしまって知らない振付だらけだったので、逆に1期2期は3期に教える時間を取られて、バタバタした状態だったんじゃないかな。3期的にも常に時間に追われて、楽しくやれなかったかもしれないし。で、北海道シリーズでもセーラームーンのメンバーがリハに出られない状態が続いていたんですけど、今度は逆に3期が助けてくれることが増えて、団結力がより強まったんじゃないかなと思っています。それもあってか、本番では以前のアンダーライブらしく、結構遊んだ部分も多くて。例えば、『ジコチューで行こう!』の間奏で勝手にノリで遊んじゃおうよみたいな。

 

―― グラビア&インタビューの続きは絶賛発売中のBUBKA 3月号にて!

 

なかだ・かな
1994年8月6日生まれ、埼玉県出身。ラップのあかさたなを勉強中である、乃木坂46のケンドリック・カナー。披露するたびに中々なスピードでスキルアップはしているが、おぼつかなさのあるフロウも彼女のラップの魅力のひとつなので、温かな目でみてあげよう。愛称は「かなりん」。