◆刑事コロンボ「死者のメッセージ」/「美食の報酬」 | ザ・外食記録 ~今日も閲覧ありがとう~

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いつしか食べ歩きがライフワークになってしまった今日この頃。
美味しかった店はもちろん、雰囲気の良かった店を紹介していきます。
2023年12月に外食記事 4000号を達成しました。
ちょこちょこ地域別索引も更新中。
現在、「いいね」返しが出来ません。

第41話 死者のメッセージ

推理作家であるアビゲイル・ミッチェル(ルース・ゴードン)は屋敷内のデスクでイラついていた。
金庫を開け、ナイチンゲールのカセットテープを再生した。
ベロニカを部屋に呼んで、金庫内の防音装置を確認した。

義理の甥・エドモンドに来てもらった。
4ヶ月前にヨットの事故で、姪のフイルスは大西洋で行方不明になっていた。
エドモンドに相続させると伝えた。
遺言状にはお互いにサインした。

弁護士のマーチンが来ていた。
アビーは電気を消して、金庫の鍵の番号を教えるから裏から入るように命じた。

鍵の番号をメモさせた。
「エドモンド、あんたフイルスを殺したわね。あたしがそれに気づかないと思ってたの?」
エドモンドを閉じ込めた。
テーブルにあったエドモンドの車の鍵を、玄関の灰皿の砂の中に埋めた。

すでに飛行機に乗っていたミッチェルは、ベロニカからの電話で引き返した。
家に戻ったらコロンボが金庫から出てきた。
ミッチェルに挨拶した。
金庫の番号のメモが見つかった。

コロンボが着いた時に非常ベルのスイッチは切ってあった。
金庫の中では原稿が散らかって、マッチが6本使った後があり、ベルトは外してあった。
コロンボのカミさんも作家・ミッチェルの大ファンだと言うことを伝えた。

アビー「エドモンドは金に目が眩み引き返した。非常ベルのロックを忘れ、飛行機からメイドに連絡
メイドが上がった際に驚いて金庫を閉めて、ダイヤルが動いてしまったのでは?」と語った。

エドモンドの靴が見つかった。
コロンボは、エドモンドの車のキーが見つからないことを言い「私の取り柄はしっつこい所でしてね」
アビーはメイドから、灰皿にあったキーはベロニカの手に渡ったことを聞いた。

コロンボが翌日、アビーの講演。
ユーモアを交え、お客は大爆笑だった。
アビーは聴衆にコロンボを紹介した。
「自分の仕事が大好きでして、憂うつになることなどありません。私は人間が大好きです。
今まで出会った殺人犯の何人かでさえ、好きになったこともあります。時には好意を持ち、尊敬さえしました。やったことにじゃありませんよ。殺しは悪いに決まってます。しかし犯人の知性の豊かさや
ユーモアや人柄にです。誰にでもいいところはあるんです。ほんのちょっとでもね。刑事が言うんだから、間違いありません」

コロンボはエドモンドの部屋を観に行くことにし、アビーの車を運転した。
アビー「あなたはまだ殺人だとお思いなの?」
コロンボ「車のキーが見つかるまではね」
アビー「3日後に極東に行くんですよ」
コロンボ「この件が片付くまではいてくださいよ」
アビー「何年も前から計画していたの、譲れないわ」
コロンボ「姪御さんは夫婦仲は険悪だったと思いますよ。どこにも、無くなった奥さんの写真が置いてないんですよ」

ベロニカが車のキーをアビーに渡し
「サラリーのこと考えて欲しいの。一緒に船旅にでるのはどう?」
コロンボは屋敷の図書室を調べ始めた。
マーチン弁護士がやって来た。
彼女の極東行きは結構したいと言って来た。

コロンボは、ダンスレッスン中のベロニカを訪ね、エドモンドの死体を発見したのかを聞きに来た。
新作のタイプが出来上がったから、金庫を開けたのだと言った。
ベロニカは旅行に「私も行くことになったのよ」

海でアビーはキーを捨てようとした。
コロンボが犬の散歩で呼びかけたため、そのままにした。
「キーが見つかれば、ホシも逮捕できます」
「これがそのキー。今朝見つけたの、裏の方で」

アビーは自宅の庭のスプリンクラーの近くで見つけたことを話した。
「コロンボさん、他殺説はこれで放棄しますか?」
コロンボ「出帆までまだ時間がありますよ」

そして出帆。
コロンボも出発直前に顔を出した。
アビー「お見送りありがとう」
コロンボ「実は、私と一緒に降りていただきたい。
船長に見せる令状も持ってきました」
アビー「理由を伺いましょうか」
コロンボ「やはりキーが引っかかったのです」

鑑識係が、スプリンクラーの近くの茂みの写真を撮ってあった。
キーがあったのなら、写っているはず。
アビー「歳のせいでしょう。植え込みはどれも同じに見えますからね」
コロンボ「まだお宅でお手伝い願いたいのです」

自宅に着いた。
アビー「このために船から下ろしたの?」
コロンボ「まだまだ山ほど確認したいことがあるんです。金庫の中にあった紙切れです。真ん中の部分がなくなってますよねえ。私さんざん頭絞りました。考えましたね。エドモンドは金庫室に閉じ込められた。仮にあたしの説が正しいとすれば、エドモンドは犯人の手で閉じ込められたんです。だから犯人が何者なのか、エドモンドは知っていたはずです。他殺ならばですよ。いかがでしょう。私がエドモンドなら、いずれ死ぬのなら、仇を取ってもらいたいと思うでしょう。犯人は誰なのか、警察に知らせようとするでしょうね。でも書くものがないでしょう。ただ問題は真っ先に誰が金庫を開けるかです。犯人だと、真っ先に破ってしまう恐れがある。
エドモンドとしては、犯人が真っ先に開けると考えたんでしょう。そこで私考えたんです。エドモンドは何か残したと思えてならない。伝言とか、何かの印とかね」
そして、紙切れを出した。
アビー「それがなくなった紙切れね」
コロンボ「そうとも言い切れないんですよ。アタクシには紙切れが、何か残しているんじゃないかと」
コロンボ「ひっかき傷のあるものは、この箱だけなんです」
アビー「あー、墓場からの伝言ってわけ?」
コロンボ「これを読み取らなきゃいけないんてです」
引っ掻いて箱に書いた矢印は上を指していた。

天井の電球の裏に紙が見つかった。
コロンボ「あなたの原稿の題名ですよ。“あの夜、私は殺された” から、“あの夜”と言う箇所が消してあったんです」
コロンボ「あなたの動機はわかっています」
アビー「もし貴方が姪の事故を捜査してくださったら、こんなことはしなかったでしょう」

ーーー ーーー ーーー ーーー
電球のところにヒントを隠す?
現場検証の時に電球を交換しないものだろうか。
少し、引っかかった。
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第42話 美食の報酬
演出はジョナサン・デミ
「羊たちの沈黙」のプロデューサー・監督・脚本

ポール・ジェラート(ルイ・ジュールダン)料理評論家
テレビでは生のまま魚を食べること、日本のフグが紹介された。
ジェラートは秘書のイブ・プラマー(シーラ・ダネーズ)と「恋愛の前奏曲だ」と言って付き合いが始まった。

ジェラートは、フグの毒のエキスを取り出し注射器に入れ、ビットリオのレストランの厨房に入った。
シェフのアルバートは料理を作ってお役御免。

ビットリオとジェラートとは、取り決めを破棄することになった。
「わしがすっぱ抜いたら、お前の名声など、木っ端みじんになる」
「残念」
ポールは店を後にした。

ビットリオは突然、甥のマリオの前で倒れてしまった。
翌日、ビットリオが毒殺された件でジェラートが店に呼び出され、コロンボが現れた。
ジェラートも一緒にアルバートの料理を食べたと言う。

アルバートはジェラートに
「代わりにあんたが死にゃ良かったんだ」
ビットリオの死を惜しむ声が多かった。

第一発見者のマリオへの聞き取りが始まった。
英語が喋れないが、コロンボはイタリア語が堪能。
ジェラートはじっと見ていた。

今年のレストラン評議家協会の表彰式
過去3年はここで行われていたが、今回からシェ・デュバルで行うことになった。
その件でビットリオが頭に来たのでは、とジェラートはコロンボに言った。
ビットリオの手帳にはジェラートの名前も載っていたと言う。

コロンボは、シェ・デュバルを訪ねた。
ビットリオは今にも爆発しそうな様子だったと言う。
店のシェフがコロンボに、捜査への応援としてマッシュルームの詰め物をもって来た。

別のレストランにコロンボがジェラートを訪ねた。
鑑識の報告では、ワインの中に毒が入っていたと言う。
この店でもコロンボの応援に料理が振舞われた。
キャビア、スモークサーモン、フォアグラ

コロンボの買い出しにジェラートが付き合って、一緒に推理した。
一体どうやってワインに毒を入れたか?
この謎はこの日には解けなかった。

ジェラートは事務所に戻った。
イブをパリに先に行かせ1ヶ月後に合流することにした。
「口座から引き出す」視聴者には謎の言葉を残して。

コロンボはビットリオのレストランにいた。
シェフ・アルバートとマリオと現場検証。
引き出しを開けて、さらに閉めた。
マリオによると、壊さんばかりの勢いだったと言う。
レストラン振興協会への小切手が何枚も見つかった。
栓抜きのカートリッジも鑑識に持って行ったが、毒は入っていなかった。

ビットリオの葬式。
シェフがマリオを一人前に仕込むことを約束した。
コロンボが現れて、10万ドルの小切手を参列者に回した。
コロンボもこの席で紹介された。

小切手を破った東洋人の女性・振興協会の会長に、コロンボは会った。
(なぜ小切手を破ったのかよくわからなかった)
現在協会の口座には175ドルしか入っていないことを知った。
辻占(フォーチュンクッキー)
「海の魚は1匹だけじゃありません」

ジェラートは日本人・小津を誘って、芸者を呼んでフグ刺しを振る舞った。
食事中にコロンボが入って来た。
コロンボはフグ刺しを見てきれいだと言った。
「私はフグはマグロの親戚だと思った」
フグに猛毒があることを小津から教えられた。
帰りにレストラン振興協会については何も知らないと言われた。

銀行を訪ねた。
レストラン振興協会の当座の他に、普通口座があるという。
その口座を出し入れ出来る人物とは?
アイリーンデマイロ夫人。
先日、口座を閉じたという。

ジェラートが留守の間にコロンボは聞き込みをして、秘書のイブがアイリーン・デマイロになりすましたことはすぐにわかった。
次にどうやってフグを手に入れたか。

コロンボは正装をして、レストラン協会の晩餐会に出席。
豪華な料理にワイン、シャンパン、そしてデザート。

司会のジェラートは今年のグランプリはビットリオに授与することを発表した。
甥のマリオが受け取ったが、英語が得意では無い。
コロンボが代わりにスピーチした。
マリオの今の望み2つある
1.アメリカで成功すること。
2.叔父さんを殺した人物を罰すること。
明日の今頃には逮捕することを宣言した。

イブがやって来て、飛行機に乗れなかったこと、
秘書を辞めることをジェラートに告げて出て行った。

コロンボとジェラートは昼にビットリオの店に集合
コロンボが先に着いて料理を始めていた。
コロンボは肉を焼き始めた。

ビットリオたちは犯人に大金を払って来た。
犯人はレストランの宣伝をして売り出してやる立場にあったが、同時にコテンコテンにけなすことが出来た。
それを武器に恐喝を始めた。
ビットリオは気づいて、恐喝をバラすと言った。

ビットリオと8時に約束したが
小津を迎えに8時55分には空港に行っていないとダメだった。
鑑識でフグの毒だと判明した。
フグを買ったところも分かった。

「犯人はどこでワインに毒を入れたかでしょう」
ジェラートは声を荒げた。

誰かが毒入りの栓抜きをすり替えたこともわかった。

「あなたの事件解決を祝って乾杯」
コロンボはワインを飲んだ。
そして、ジェラートも飲もうとした。
「待った、それは私が飲むはずだった毒入りのワインです。私がすり替えたんです。証拠っていうのは、こういうのを言うんです」

コロンボは、一緒に食事して空港から真っ先に戻って来たジェラートが、自分の検査すら要求しなかったのがおかしいと睨んでいた。

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豪華料理が出てきたので、それもメモするべきだったと感じた。
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前回の「刑事コロンボ」の記事はこちら(2020年9月10日)
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http://ameblo.jp/miyacar/entry-12623817702.html

では、明日。