片想いしてみる

ケンジに言ったけど

どうしたらいいんだろう?


まず追いかけすればいい

言われたけど。。。


休み時間 昼休み 

週3の学食に週2は購買部で買って教室

放課後は部活動へ


全部の場所へ駆けつけてみる?

絶対に無理 無理だ!

女子の友達ともお喋りしたい




「ケンジ! 全部は無理」

「何⁈ 真面目だなぁ〜!

 参考に教えただけ!」


「分かった! ありがとう!」


「俺 これから部活動あるから!」

「はい!」



「今から俺に片想い!」

確か言われたような記憶。。。


ずっと好きでバレンタインチョコと一緒に

告白しようと思っていたら

彼女の他からはチョコは貰わない


ショックを受けていたら

一年先輩のケンジから提案されて

「片想い」する事になってしまった


一瞬の間に世界が変わっていった

事実を受け止めるまで頭は周り続けて

グルグル グルグル グル。。。




「キャー キャー 。。。!」

「ケンジ様!」

「超カッコイイ〜!」


凄い! はじめてケンジの部活動を見た

女子にキャー キャー 言われる姿

モテモテなんだと知った


そのケンジからの提案で私は現在

「片想い中」


ケンジは気づいている?

追いかけ始まって女子の渦に紛れている

私を。。。 


えっ⁈ 今ケンジと目合った⁈

間違いじゃなければ。。。

ウィンクしていたみたい! まさか


「えっ⁈ 」今度は何か口が動いた⁈

パクパクじゃ分からない



後ろから頭をポン! ポン!

「アレッ! ケンジ」


「追いかけしていたんだ! 

 片想い始めた⁈」


「始めた! 部活動!」

「その調子 その調子!」


「口を動かしていたけど何を言ってた?」

「。。。。。。!」


「何を言っていたか分からなくて!」

「内緒だ! そのうち分かる日来る!」


「じゃ その日まで待ってる」

「ア〜! 待ってて!」


「ケンジって人気者だったんだ!

 イケメンだしモテて当然!」


「今だけさ!」

「バレンタインデー 凄かった?」


「スポーツやっていたら目立つから」

「そうかな?」


「妹にチョコはあげちゃった!」

「妹さんいるんだ!」


「いる! チョコ食べたのは。。。」

「私のチョコだけ?」


「そう! 食べてみたかった

 なんかどんなチョコかって

 気になっちゃってさ!」


「そうなんだ!」

「そうなんだよ! 俺 片想いの提案

 頭にあったのかもしれない!」


「えっ⁈ はじめましてなのに?」

「そうだよな! はじめましてだった」


「。。。」

「これからいっぱい追いかけして!

 俺に片想いしてよな!」







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