こんにちは。
社会貢献を仕事にしたい人の夢をカタチにする
世直し経営コンサルタントの宮本ゆかりです。
ずいぶんご無沙汰してしまいました。
ゴールデンウイークに入っておりますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか？
さて、今回は、部下や後輩スタッフに、ついつい長時間、説教してしまったり、
一度にまとめて、たくさんの指示を出してしまう、
特に上司や経営者の方に向けてメッセージしたいと思います。
以前、こんな社長さんがいらっしゃいました。
自分は忙しく、たくさんの部下を抱えている。
そんな部下たちに、仕事の指示を出したり、注意を促したりしたいことがたくさんある。。
でも、部下一人一人と、個別に面談する時間をとるのが難しい。
なので、たまに、個別に電話が繋がって話す機会があると、
この時とばかりに、日ごろの積もり積もった指示事項をまとめて言ってしまう。
なんなら、過去のミスをほじくり返して、
「そういえば、以前も、あんなことがあったよな。
いいか、そういう場合はな、こうすべきだったんだよ」
と、説教してしまう。
今を逃すと、教育の機会を逃してしまうと思うので、つい長電話になってしまう。
心当たりのある方はいらっしゃいますか？
こういうタイプの上司は、１日の中で電話をしている時間がやたらと長い。
「忙しい、忙しい」と言いながら、その忙しさは、長電話に時間をとられていることと、
その割には、効果が薄いからだと思うのです。
そこで、私は言いたい！
上司は部下に、
一度にたくさんのことを言わないようにしましょう！
あれもこれも、まとめて言うのではなく、
一回に一つです！！
人間は、そんなに複数のことを１度に覚え、意識下に留めて実行するのは無理です。
絶対に実行して欲しいのなら、インパクトをもって、一つだけにしましょう。
さて、ここで分かりやすくお伝えするために、
長電話している上司の様子を観察し、数値化してみました。
例えば、ある上司は、
２０分間に５つの項目を指摘しています。
５つ指摘しても、部下が受け取れるのは、1つだけです。
（残念ながら、残りの4つは取りこぼし、忘れ去られると心得てください）
もし、そんな２０分の電話を２回したとしたら、
４０分かけて、１０個を伝えても、部下には２個しか受け取ってもらえないのです。
一方、
１回２分の電話を４回したとしたら、どうでしょう？
４回は、回数としては多いと感じるかもしれませんが、時間にしたら、わずか合計８分です。
1回あたり２分で1個のことだけを指摘して、部下に1個受け取ってもらったら、合計8個、行動が改善されます。
こちらのほうが、時間も短く、着実に成果に結びつきますよね？
ということで、
上司は部下に、
一度にたくさんのことを言わない！
一回に一つ！
です。
このことは、なにも上司から部下だけでなく、
あらゆるコミュニケーションの場面で活用できるはずです。
例えば、
親が子に、
自分から友達に、
自分からスタッフに・・・。
人に期待したとおりに動いてもらいたい時は、意識してみませんか？
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