お茶問屋のブログなので…
たまには、お茶屋らしいことも。
9月も中旬に差し掛かり、「蔵出し茶」を開封する季節となりました。
蔵出し茶とは、新茶時期に仕上げたお茶を低温の
お茶蔵で半年間寝かせ、熟成させたお茶のことです。![]()
ワイン同様、お茶にも熟成させるものがあり、
フレッシュな新茶も美味しいのですが、時が醸し出した
丸みを帯びた風味は、この時期にしか味わえないお茶です。
言葉ではなかなか表現しづらいのですが、新茶は旨みが際立つのに対し、
蔵出し茶は、余韻が豊かです。
こちらはお茶蔵の中の様子。
まるでアルカトラズの監獄のような風景ですが、
湿度管理が徹底されたマイナス5℃のお茶蔵で半年間、
旨みをたっぷりと蓄えた茶葉は、じっとその時が来るのを待っています。
その昔、江戸幕府初代将軍徳川家康は、駿府城で隠居をしていた時に
5月に採れた新茶を、夏でも涼しい井川(静岡市葵区)の峠の茶蔵で熟成させ、
秋になると城に運ばせて茶会を開いたと伝えられています。 ![]()
今から約400年以上前でも、お茶をより美味しく愉しむ術が確立されていたと思うと、
先人のお茶に対する取り組みには、頭が上がりません。
今ではその故事にならって、新茶時期には壺に新茶を詰める「茶詰めの儀」が、
秋には、その熟成させたお茶を開封する「口切りの儀」が、毎年執り行われています。
只今弊社では、独自に茶蔵で熟成させた蔵出し茶をご用意しております。
先行販売として、荒茶仕立て蔵出し茶「白露」を販売中です。
時が創り出す今だけのお茶、是非ご賞味ください。
この他、「蔵出し浅蒸し茶」や「蔵出しまちこ」なども準備中です。
お問い合わせは、マルヒデ岩崎製茶まで。
☎ 054-271-1010




