

新米が早く食べたいなぁ…

そんな秋真っ盛りの今日は、お茶工場でお茶を仕上げています

今日仕上げているお茶は5月に真空状態にして低温冷蔵庫で貯蔵した今年の新茶。


封を開けると新茶とは違う甘い香りがします。
そう…熟成の香りです。
いわゆるお茶の香りではなく、喩えようがないほど甘く美味しい香り。

小売店さんなどでは、「熟成茶」とか「蔵出し茶」としてこの時期店頭に並びます。
低温で半年ほど熟成したお茶は一言でいうと、 ゛まろやか゛。
ちょっと喩え方が違うかもしれませんが、2日目のカレーが美味しいのと一緒で
カドがとれてま~るい味になるんです。
「どうしてなのか…? アミノ酸の変化なのか…?
」詳しい事はわかりませんが、これだけは言えます…
「美味しい」。

みなさんご存じの徳川家康も江戸時代、春に摘んだ新茶を茶壺に入れて
一年を通して涼しい井川大日峠(静岡市の北部)の茶蔵に保存し熟成させ、
秋になると駿府城へ運ばせお茶を愉しんだそうです。

そんな家康の習慣をそのまま行事にしたのが、「駿府お茶壺道中・口切りの儀」です。
静岡市では、毎年10月の下旬に行われています。
そんな昔から熟成させたお茶が飲まれていたなんてビックリすると同時に
先人の知恵はすごいなぁとつくづく思うのでした。

小売店さんなどで「熟成茶」や「蔵出し茶」を見かけたら、
是非お買い求めいただきたいと思います。
新茶とは一味違う美味しさに出逢えるはずです。
