映画レビュー、最近はあんまり映画館に行かないのですが、久々に行ったので2作まとめて。
その前に言っておきますが<<<誰にだ(笑)
私はSMAPファンなので、SMAPをきっかけに映画を見に行くことが最近は多いのですが、観ている時には映画ファンとしての目線になっていることを、今回再認識ししました。
ホンマかい、と思う方は、これ以前のレビューを見ていただくといいと思います。決して手放しでほめちぎってることはありませんので。

<無限の住人>

公開直後のレディースデー、18:55の回に地元の劇場に行ってきました。
あんまり血が出る映像は好きじゃないんで、手で画面を隠したシーンが3か所ほどありましたが、結論としてとっても面白かったです。
ネタバレしないレビューなので細かい描写はしませんが、個人的には最初のクライマックスが一番好き。でも最後のクライマックスまで、クライマックスがいっぱいあって、ぶった切りエンターテイメントだけど飽きることはありませんでした。
私が今まで見た木村拓哉の中では、この木村拓哉が一番好きです。
『宇宙戦艦ヤマト』の古代進役も、古代進ファンとして、結構好きだったんですけど(アニメよりオトナな話だったけど)、この万次は本当に、男として人間としてかっこよくて、それを体現している木村拓哉を見ることができたと思います。
私は歴史ものはほとんど見ないので、武士の一分も見ていない偏った映画好きで、かつ、現代劇の木村拓哉は、私にはどうしても「木村拓哉」のカラーが残って見えるという、ファンから見たら、「まったくわかってない観客」だと思います(「そんなことない」と言われると思いますが、見えちゃうんだからしょうがない。『HERO』しかり『アイムホーム』や『A LIFE』しかり)。ただ、私はそれが悪いことだとは思っていません。おそらく、どんな役でも自然と自分の中に取り込んでいって、役が役者に近づいていくんじゃないかな、とか、高倉健のような感じだなとか。健さんもいろんな役をやったけど、やっぱり「どこか高倉健」であり続けたし、描写するほうも、観客も、「高倉健」を求めていたように感じる。観る側の先入観だろ、と言われるかもしれませんが、それはあって当然のものだし、プラスととるかマイナスととるかは観る側のものだと思いますので、そのあたり、ファンの人には納得いかないかもしれませんが。
で、無限の住人ですが。
今回の万次は、木村拓哉でなく、完璧に万次だった。私には、そうだった。そして私は、そういう木村拓哉を望んでいました。
うーーーん、実は最初の方の1シーンだけ「あ、木村拓哉だな」と思ったシーンがあったんだけど、以降、特に50年後からの万次はまったくそういう感じがなくて、映画の世界に引き込まれていきました。
内容は、原作ファンの方の方が語れると思うので、あまり言いませんが、私は好きです。
ベースのストーリーもしっかりしているし、そこに、ファンタスティックな要素もあって、原作を知らなくても楽しめますし、原作を読んでみたくなります。
ただ、もう一回観たいと思わせられるのは、やっぱり、殺陣ですね。
出演者のみなさん、すごいんですが、木村拓哉、本当にすごいです。
動きがかっこいいし、きれいだし、見ていて引き込まれます。あと、独特の男っぽい色気もあります。
走るところとか、目の表情とか、所作だとか、そういうのを含めて、全部、かっこいい。
あと、木村拓哉以外の出演者も、いいです。
福士蒼汰も市川海老蔵も、女性陣も(女優の名前はあまり覚えないので、ごめんなさい)、かっこいい。かっこいい女性が好きなので(でも名前は知らない)、見ていてすごくうれしかった<<<視点間違ってるかもしれません。
うーーん、もっかい観に行こうかなぁ、ってめずらしく思っていますので、もしかしたら、もっといいレビューが書けるかもしれません。
つか、万次さん、まじ、かっこいい~~~!!絶対劇場鑑賞をお勧めします。
あ、PG12でしたね。ぶった切りだからかな。


<アメリ>

4月18日?レディースデーに行ってます。やっぱり地元の劇場で。
実は観たことなかったんで、観てきました。
もう、フランス映画!!でしたね。ナレーションで進んでいく展開といい、不思議な世界観で終始するところといい。フランス映画大好きなんで、とても楽しかったです。
基本、アメリの目を通して進んでいくのと、彼女のラブストーリーがベースなのかなと思いますが、ラストシーンで私が感じたのは「誰もが自分の人生を、自分の時間で生きている」ということでした。
もちろん未来や希望を感じさせるエンディングでもあったのですが、人それぞれに人生があり、誰もがそれを生きているんだな、と、なんとなく思わされた映画でした。

いい映画だと思いますが、また観に行くかと聞かれると、「次のリバイバルがあったら」と答えるかもしれません。好きな映画だとは思うんですけどね。。。
あ、でも、観るなら劇場だとは思います。