今日はベック第二回目の講義を受けに再びいざ東京へ。

今日の講義をして下さった土井先生という方の講義は、とても明確で分かりやすかった。

眠気も吹っ飛ぶぐらいのハキハキした声に、とてもまとまっていて簡潔な説明。
何の疑問もなくス~ッと頭の中へ吸収された感じ。

往復計4時間もの電車通いでせっかく来ているのだから、講義中に寝てしまっては
もったいない。ただでさえ、電車の中では寝たい放題なのだから。

さて、その電車通いの際、目を疑うような光景を目の当たりにした。
向かいのシートに座った親子。
30代であろう母親と、小学校3~4年生であろう男の子。
シートに座るなり、子供はじゃがりこをボリボリ食べ始めた。
時には踏ん反り返りながら、時には片足をシートの上に乗せたままボリボリムシャムシャ。
そして、時には両足をシートに乗せて窓の外を眺める始末。
そんな子供をよそ目に、母親はメールを打つのに必死だ。

考えられない。
注意をしろ、親なら。

しばらくすると、子供がぐずり出した。
眠いとでも言ったのだろうか、突然母親が子供に膝枕をし、寝かしつけ始めた。
さすがにその時は靴を脱がせていたが、小学三年生の男の子がシートの上に横に
なれば、いくら膝を曲げたとしても大人2人分以上の位置を占めてしまう。
子供は最初仰向けになっており、電車の振動に合わせて折り曲げた足をパカパカ
開いたり閉じたり。しばらくすると、私の方にケツを向けるように横を向き、
ズボンの中に片手を突っ込んで尻をボリボリ掻き始めた。
それでも母親は知らん振り。
よしよし、と言わんばかりに手で子供の肩をポンポンと叩き続けている。

私の視線を感じたのだろうか?
突然、母親は子供の額に手を当て、熱がないかどうか確かめ出した。
(あるわけねーだろが!!!)
さっきまでジャガリコをボリボリ食ってたじゃないか!
ケツまでボリボリ掻きながら。。。


先日、こんなことがあった。
とある自然公園のベンチで、30代前半の母親と、まだ5歳くらいの女の子がいた。
女の子は私が見たときには既にビィビィ大泣きしており、木製の丸型テーブルの上
をよじ登ろうとしていた。
母親はと言うと、5~6メートル離れた別のベンチに座ったまま、何かをしている。
子供には目も向けていない。
すると、突然子供がよじ登ろうとしていたテーブルから転落した。
もちろん、さっきまでのビィビィがギャーギャーに変わった。
それを聞いた母親は特に慌てるでもなく、「ッチ」と舌打ちをしながら子供を拾い上げた。


日常で言うと、2年前に隣に越してきた外国人の母親。
5歳の男の子と、まだ生まれて半年くらいの赤ん坊がいる。
この母親、赤ん坊が1時間泣こうと、2時間泣こうと、何もしない。
姉妹には、「うるさい!」「アーアーじゃないよ!」と大声で怒鳴る。
まだ、言葉も話せない赤ん坊は次第に声を枯らし、ゲホゲホむせ返り、泣き声も
段々ハスキーになっていく。
そんな母親の影響を受けまくっているのが上の男の子。
母親の真似をして、「アーアーじゃないよ!」と叫ぶ。


私に子供がいないせいもあるし、私自身こんな子供だったかもしれない。
でも、昔は親以外の大人にからもよく注意を受けたものだ。
こんな風にして育った子供が大人になったときのことを想像すると、末恐ろしい。