同郷の有名人
福山雅治がラジオで告白していた
その日は、8月9日
6日と並んで被爆に関わるすべての人類にとって
忘れられない2日間です
被爆地の子供たちは、学校で当たり前のように
平和教育を受けます
そして被爆した日には登校して
原爆の映画を観たり、講演会を聞いたり・・・
よって被爆をしていない都道府県の子供よりは
平和への意識がDNAに刷り込まれています
私が通っていた小学校の校庭では
64年前の夏の日に、被爆した大量の遺体を荼毘にふしました
その校庭では今でも子供たちが遊んでいます
私が在学中にその魂を鎮めるため
「慰霊塔」ができました
被爆地の中だけで生活していると
誰もそのことに疑問を持つことがありません
しかし、そんな子供の私にある女性の教師が言いました
「大人になったら被爆地の出身であることはあまり言わない方がいい。
特に女子は結婚できないことがあります」
私はその先生があまり好きではなかったので
「何言ってるんだろう」と思っていましたが
大人になるにつれ解ってきました
被爆地以外では
「被爆2世である、被爆地で生まれ育っている=放射能の影響がある」
と思われているのです
特に結婚となると、放射能のせいで病気になりやすいとか
子供に障害が表れるなどの理由で反対される場合があるそうです
だから私は出身地を聞かれても「九州」とだけ答えてます
さらに突っ込んで聞かれたら都市名を言いますが
基本的にはあまり言いたくありません
ほとんどの人は「旅行で行ったよ」とか「いいところやね」と
言ってくれます
でももし結婚となると、やはり放射能の影響を心配する親族が出てくると思います
ある意味、年々マイノリティになりつつある被爆者とその子孫
もしかしたら福山雅治は自信を告白することで
もっと平和のこと、原爆のことを若い世代に理解してほしいと
思っていたのかもしれません
いろんな告白を有名人はしていると思いますが
被爆2世であることを告白した人って
あまりいないんじゃないかな