パートナーシップだけに限らず、
人間関係は「正しさ」で裁くと、
幸せから遠くなるなって思うの。
こんにちは。
もっと楽に、幸せに。
パートナーシップカウンセラー
真中美和です。
）ブチギレていいですか？
おぉ、それは確かに「えぇーーー？！」って思うよね。
忘年会シーズンで忙しくなるのが想定できるのに、安易にライブの約束をした彼の落ち度だとは思う。だからブチギレたい気持ちは、わかるよー！
ただね、こういうところで怒りのコミュニケーションをしたところで、後味悪いのは、「自分が損」じゃない？って私は思うんだよ。
美和ならどうするか？というご質問なので、私なりの対処例を答えてみるね。
私なら、シンプルに損得勘定で考える。
今あなたは、
- 楽しみに待っていた会える予定がダメになった、
- せっかく予約したチケット代金が無駄になりそう、
- 彼の仕事を応援したいと彼への思いやりを持っていたのに、彼からは仇で返されたような気分、
という3つの「悲しい」があるんじゃないかなと思うのね。
でさ、こんなに「悲しい」ことがあるのに、さらに「4. 喧嘩して彼と険悪になる」とか、めっちゃ嫌じゃない？損ばっかりでしょう？
だからさ、せめてこの3つの「悲しい」気持ちをどうすればなだめられるだろうか？＝そのためには自分でできることはあるか？彼にしてもらえることはあるか？って考えてみるんよ。
だからね、彼に怒りをぶつけるのではなく、悲しかったことは伝えつつつ、
- は近いうちに埋め合わせしてもらいたいよね？たとえば、直近で短時間でも会える時間を作ってもらってデートするとか、せめてビデオ通話でおしゃべりする時間を作ってもらうとか、1月以降に豪華なデートで埋め合わせしてもらうとか。
- は、彼に払ってもらうとか、もしくは誰か誘って行くとか。
- は、「ごめんね」って謝ってもらう＋あなたの気が済むように何かあなたが喜びそうなことを要求する（たとえば、あなたの好きなところを5つ言ってもらうとかｗ）。
どうかな？どれかやれそうかな？
私はこういうとき、悲しい気持ちはゼロにはならないけど、もっと悲しいが増えるようなことは自分のためにやめておきたい。せめてマイナスをゼロに近づけられそうなことは何か？を考えてみるかなと思うのね。
参考になったかな。応援してる！
今回の事例のように、
「怒り」は二次感情
でもね、まずね、
「怒り」を「怒り」として表現する前に、
その下には、
「悲しさ」みたいなものがあることが多い
ということは知っておくといいなと思うのね。
「怒り」は二次感情と言って
「ある感情（一次感情）が発生した後に発生する感情」
なんだよ。
じゃあ、
どんな一次感情が先にあったのか？で言えば、
悲しい、不安、苦しい、後悔、困惑、恐怖…
こういうやつ、なんだよね。
「怒り」そのものがいきなり発生する
ってことはなくて、
その下には必ず何か、
あなたの
「こうあってほしい」という願いや
「こうあるべき」と思う守りたいものが
傷つけられたと感じた
そんな悲しみみたいなものが潜んでいるんだよ。
だからね、怒りを感じたとき、
その「怒り」の下に、
「自分はどんな願いや守りたいものが
傷つけられたと感じたんだろう？」
って考えてみると、
自分の本音をわかってあげられる。
※これは、逆もしかり。
彼が怒っているときにも、
その下には「願いが傷つけられた」という
悲しみが潜んでいると考えてみると、
彼の本音を理解しやすいよ。
（参考）
でね、こんなふうに
「怒り」というのは、
自分を守るためにある感情なので
- 傷つけられた
- ひどいことをされた
- 自分の尊厳を踏みにじられた
- 理不尽な被害を受けた
- 大切なものを奪われた
そういうときに、
ちゃんと「怒り」を使うのも大事なこと
ではあるんだよ。
な・ん・だ・け・れ・ど・も
怒りを使ったら、
その後、嫌な気持ちになっちゃうのは
必至じゃない？
その瞬間はスッキリするかもなんだけど
彼と険悪な空気になる可能性も
めちゃくちゃ高いじゃない？
だって、彼は
「わざと」じゃないんだもん。
人間誰だって、
「うっかり」はあるよね
今回の件で言えば、
- 飲食業なのに忘年会シーズンに予定を入れるなんて軽率だっただろうし、
- もし行けなくなったなら、それがわかった時点で言って代替案を提示するとか、そういう配慮不足とも思えるし、
- 会えることを楽しみにして、彼のためにとチケットも取ってくれていた彼女の思いやりへの想像力も足りていないし、
落ち度としては
いっぱいあるわけなんだけども、
どれも、
悪意があってやったことではなく
「過失」、もしくは
余裕がなさすぎてできなかった「能力不足」
なんだよね
つまり、
これを責めたところで、
彼は「ごめん」としか言えないやつ
なんだよ。
落ち度のあった人間は責められるべきだ！
っていう正しさを盾にすれば、
いくらでも彼を責めて、
打ちのめせばいいんだけども
それが自分の望んでいることだろうか？
ってことなんだよ。
以前にも書いていたけども、
（下にリンク貼っとくね）
誰かとパートナーでいるということは、
思い通りにならないこと、
期待とは違うこと、
思いがすれ違うこと、
そんなことが日常茶飯事だから、
ちょっとしたことで、
心が掻き乱されることも、
いっぱいあるよね
彼のことが好きだから、
彼ともっと仲良くしたいから、
彼にも大切に思って欲しいから、
そんな気持ちが発端にあったとしても、
自分の中に生まれたモヤモヤを放置すると、
ぷんすか
その扱いを間違うと、
- 大好きだったはずの彼に、無駄に腹を立てて責めてしまったり、
- 勝手に我慢して、自分の中に拗ねを溜めてしまったり、
結果として、
2人の関係を壊してしまう
そうやって関係を壊すのが
自分の望みじゃないならば、
違う対処法を取りたいよね。
「正しさ」よりも「心地いい」を選ぶ
私はね、
パートナーシップだけに限らず、
人間関係は「正しさ」で裁くと、
幸せから遠くなるなって思うの。
正しいか、正しくないか？
ってことももちろん大事なんだけどもさ、
人間って、
いつも正しく生きられる生き物じゃ
ないじゃない？
私も、
- ズボラなところもあるし、
- 息子にガミガミ言っちゃうこともあるし、
- うっかり約束を失念することもあるし、
- 目覚ましかけ忘れて寝坊することもあるし、
- 小さな嘘をついちゃうこともあるし、
- バグって疑っちゃうこともあるし
- 素直になれないこともあるし、
- 優しくなれないこともあるし
そんな「正しくない」が
いっぱいあるんだよ（笑）
あなたもそうでしょう？
だからね、
「正しさ」を求め合うと、
相手も自分も苦しくなる。
「正しい」ことは素敵だけど、
「正しくない」があっても許されたいし、
正しい、正しくない、よりも、
「心地いい」を大切に
私はしたいなーって思うんだよ。
そう、私は
心地よく生きていきたいの。
だからね、
嫌なことがあったら、
どうすれば、この「嫌な感情」から
「心地いい」へ、シフトできるか？
ってことを考える。
つまりね、
その一つの選択肢として「ブチギレる」が
自分にとって「心地いい」に近づく方法だ
と思うなら、
ブチギレればいいんだけども、
（これは好みの問題なので、ブチギレるのが心地いい人はやればいいんだよ）
私は多くの場合、
そうは思わないことが多いので、
- 自分の中に沸いたこの嫌な感情をどうすれば減らせるか？
- むしろ幸せな感情を増やすチャンスにできないか？
ってことを考えるんだよ。
だって、その方が
私が得でしょう？笑
こちらでも、
初旅行で2時間も待たされた件を
紹介したけども、
（下にリンク貼っとくね）
ここで腹を立てたところで、
結果、旅行が楽しくなくなるだけで
全然「得しない」からね、
それなら、
一言「ごめん」って言ってもらって、
その分、何か埋め合わせてもらえばいい。
悲しい気持ちを「ごめん」で静まらせて、
マイナスをゼロに戻したら、
私が嬉しいこと・喜ぶことをやってもらえば
プラスが増えて、結果、お得じゃない？
怒らないのが「正しい」んじゃないの。
怒らない方が「心地いい」し「得」だよね？
ってこと（笑）
私の座右の銘の一つに
「ピンチはチャンス」
という言葉があるんだけど
そう、
このピンチ（嫌なこと）を
どうすればチャンス（嬉しいこと）
に変えられるだろう？
って考えてみるんだよ。
自分の捉え方一つで、
ピンチはチャンスにできるから。
何度も言うように、
ブチギレたっていいんだよ
激しい感情を使うと、
ドーパミンがドバドバ出るしね、
それはそれで高揚感もあるし、
ジェットコースターみたいな
高低差のある感情が好きな人は
それも全然いいと思う。
だけど、
自分の「心地いい」を基準にして選ぶと
もっともっと楽に、
幸せを増やして生きられるんじゃないかな
というのが、私の提案です。
- お互いに、過失も至らなさも許し合える
- だけど何かを我慢するんじゃなくて、二人の間に幸せを増やしていく
そういう方法を、
知恵を絞って見つけていきたいなと
私は思っています。
「嫌なこと」があったときこそ、
「幸せ」を増やすチャンスにしよう。
▼モヤモヤも、ぷんすかも、
扱い方を間違わないでいたいよね。
▼ピンチは、紛れもなくチャンスだよ！
「嫌なこと」があったときこそ、幸せになるチャンスにしよう♪
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