フリーアナウンサーで下着美容研究家の湯浅美和子です。

明日7/13の18:30~、TBSラジオ「田中みな実 あったかタイム」に出演させていただきます。美容への意識の高い田中みな実さんとは昨年、同番組で下着美容を通じてご縁をいただき、その後、一緒に下着を買いに行ったり!

先週も出演させていただきバストとブラジャー美容トークに花を咲かせました。今週は夏インナーや下半身の下着美容などについてお話しする予定です。

明日、是非聞いてくださいませビキニパンツキラキラ

 

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さて、皆さんはTバックを着用する派ですか?しない派ですか?私はTバックはかなり好きです。夏は特にTバックをおすすめしたいです!それは、ショーツラインを見せないマナーへとつながるからです。

Tバックとは、ショーツのバック生地の面積が少なく、外形がアルファベットのT字に見えることからそう呼ばれています。

ちなみに、バック裾が脚ぐりまであるものはボックスタイプと呼びます。一般的に馴染み深い、お尻をすっぽり包むタイプです。

 

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ボックスタイプは裾のゴム位置でヒップを安定させたり、ヒップをくるみこみ安定させる効果が期待できます。しかし、ゴムのラインやヒップを包む生地柄がアウターにひびいてしまうことがあるので、エチケットとして気をつけなければなりません。ヒップにぴったりしたパンツスタイルや薄手のスカート、ニット地のボトムスの時はショーツの線がアウターにひびきやすい!裾がゴムではなく、ボックスタイプでも切りっぱなし加工されたもの、もしくはTバックがおすすめです。ショーツのラインは意外と目立つもので、ここにショーツがありますと露に宣言している様はエレガントとは対極です。ですので、ラインがすけやすい洋服の時はTバックを選ぶと後ろ姿もきれいに整います

 

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Tバックはくい込みそうで、はき心地の不快感を心配する人もいますがそんなことはありません。セクシーすぎるからと敬遠している人もいるようですが、それも先入観で、控え目なデザインもあります。お尻の丸みがきれいに出る効果も期待できるので、美しいヒップにはマストアイテムなのです。

 

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実は、Tバックとは日本独自の呼び方です。海外では、タンガ、ソング、ストリングと分けられています。日本ではこれらすべてをひとまとめにしてTバックと言っていますが、厳密には別のものです。

 

ランジェリーショップへ行き「タンガやソングをください」と言える人を、大人の女性だと思います。

 

「タンガ」とは、フロント(前身頃)、バック(後ろ身頃)ともに下向きの三角形のような形のショーツです。サイドは横細の生地、または、紐になっています。元々は、ブラジルのインディオの女性が身につけていた腰巻きがルーツです。川へ入る時、うなぎの一種が肛門から侵入するのを防止するためにまきつけていた布が下着となり、その後、サンバカーニバルの女性ダンサーの衣装に三角の生地を合わせたタンガと呼ばれるショーツを使うようになりました。由縁の証拠に、 Tangaとはポルトガル語なのです。

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「ソング」とは英語で紐という意味です。フロントはタンガ同様、下向きの三角形のようなV字型。バックのTの縦線部分(ヒップ中央部分)が紐、または紐のように細いタイプをソングと呼びます。ヒップの中心に生地が添うようにはまる感じですかね。サイドや、サイドとT字の縦線がぶつかる位置は生地になっている場合が多いのがこのタイプです。

 

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そして、もうひとつの「ストリング(Gストリングと言う場合もあります)」は、基本的にバックもサイドも紐で、フロントのみV字の布で出来ているタイプです。

 

タンガ、ソング、ストリング!この違いを知っているだけで、おしゃれな女性になった気がしませんか?国内でもインポートランジェリーを扱うお店では、タンガ、ソングというワードは普通に出てきますので、知っていて損はありません。日本でもTバックという呼び方ではなく、最近、ワコールではタンガと、トリンプはストリングと呼んでいるようです。上の呼び名わけとはちがい、Tバック全般をそう呼んでいるようですが。

 

着こなしですが、ストリングは若干、ウエスト位置の紐部分の輪郭がアウターにすけやすいものもありますので、洋服を着た時のラインチェックは必須です!タンガやソングは、薄手の服の時に着用すると、ショーツのラインがひびきづらいので重宝します。色がすけていないか、その点を気をつければ、洋服も自然に見え、バックスタイルが美しくなるでしょう。

 

私は、Tバックの上にガードルをはきます。

 

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1枚ばきできるガードルもありますが、少し抵抗があるので、ガードルの中にショーツをはくのです。ボックスタイプにガードルを重ねると厚着しているような気分になりますが、Tバックですと軽やかにはきこなせます。ガードルがブラジャーとお揃いではない場合も、ブラジャーとショーツはセットにできるので落ち着きます。ガードルを足すことで、より一層、ショーツラインがアウターにひびかなくなる点も嬉しいですよ。

 

ビキニ 日本ボディファッション協会認定インティメイトアドバイザー

パンツ 下着美容研究家 湯浅美和子でした