こんばんわ!!
京都弁護士会所属,弁護士の三輪記子(ミワフサコ)です!!
先日,和泉式部日記について書いたときに思い出した1冊を。
フランソワーズ・サガンの「悲しみよこんにちは」です。
これを読んだのは,確か高校生のときだったかな・・・
主人公と同世代のときだったと思います。
また「読み返したい本」シリーズですみません。。
記憶があいまいなので,内容については触れませんが,
サガンがこの小説を書いたのが確か18歳のときだったはず。
「18歳でこんなのを書く人がいるんや!すごい!すごすぎる!それにひきかえ,私って何もできひんや
ん・・・」
って思ったのでした。
サガンと自分を比べてしまうのがおこがましいのかもしれませんが,
10代のころに大きな衝撃を受けた1冊であることは間違いありません。
きっと今読んだら(当時の倍以上の年齢になったわけですが)
また違う衝撃があるんだろうな,と思う1冊です。
ちなみにフランス語では,「あなた」は「Vous」の場合と「Tu」の場合があって,
前者は一般的に使い,後者は親しい間柄で使います。
だから,二人の親密さが変わってくると「Vous」から「Tu」になるわけですよね。
「悲しみよこんにちは」の中でもこういったフランス語的な,親密さが徐々に変わってくる感じが出てきたり
して
「おしゃれな言語やな,フランス語って」と思った記憶もあります。
言葉も仕草も繊細な表現ができる女性が美しいんじゃないでしょうか!!
めざせ,繊細な美女!
是非一度お読みになってくださいませ☆ 「悲しみよこんにちは」