毎日、電話くれて体調伺いや今日の出来事を話してくれる父
昨日、携帯に父から着信あり出てみると、ワイワイガヤガヤ、どうやらカラオケをしている所かららしい
※近所の父行き付け飲み屋がある
きっと飲んでて遅くなったから、慌てて電話してきたんだろう
でも酔っ払いの父と話すのは正直
【面倒くせえな】
そしたら、酒の勢いか、【今な、◎◎と一緒でな、こめちゃんの事すごく心配してくれてるから、変わるぞ】
って、私が全く知らないオヤジを電話に出す
【えええ、ますます面倒くせえな】
父の旧友らしいそのオヤジさんも、急なむちゃぶりに【励まさないと】と思ったのか
【病は気からだから】
【気持ちがあれば乗り越えらる】
みたいな言葉をかけてくるが、気持ちは全く病んでいない私には、全く染み込まないし、
上から言われてる感じになり、気分はよろしくない
申し訳ないが、さっさと流して話しを終わらせようとした、その時に
【お父さんね、娘さんの話しをする時、ぽろぽろって涙こぼすんだよ、離れてるから心配してるんだよ】
【………。】言葉につまってしまった。
そっか~父、そうだったんだ。私には見せない顔があったんだね。
話しの内容は全く知らない、上機嫌な父が電話に出てきて、
【ま、今日はこんな感じだからな~またな~】
と、まだまだ歌い続ける気満々な感じで電話を切る
具合がよくない闘病中の私に、飲み屋から酔っ払って、
知らぬオヤジを電話口に出すなんて、どんな神経してるんだ、と母は激怒寸前だった
確かに。ごもっとも。
でも父の涙の事を聞かされた私は、【ま、あれが父だからさ、お友達も心配してくれてたし】とフォロー
だけど、次同じ事したら、私は激怒するぞ
偶然聞いた涙のエピソードで救われたけど、
それがなかったら、私、すごく気分悪くなるだけだったから
旧友に救われた、おとぼけ父エピソードでした