黒大豆入り玄米のおいしい炊き方 | 島くらしの手帖 瀬戸内海・周防大島編

黒大豆入り玄米のおいしい炊き方

 

黒大豆入り玄米は、自然食・自然療法研究家の東城百合子さんがおすすめしている。「これを毎日続けていますと、たしかに通夜のあるきれいな肌になることは、スタッフ一同が証明しています。玄米や黒豆の解毒効果で、肝臓と腎臓の働きが強化され、内側から浄化されてゆくためです。健脳にもなり、頭の働きもよくします。」(「薬草の自然療法」池田書店)

 

自家栽培の黒大豆がある内は、玄米を炊くときに黒大豆を混ぜる。気分によったり、在庫によっては、ささげ豆を使うことも。

 

先日イベント出店の際(ライブハウスでライブの前後に米を売るという面白いものだったので、これについてはまたあらためて書きたい)、「どうやって炊くんですか?」とお客さんから質問があった。

 

「一緒に炊飯器に入れて炊けますよ」と答えた後に「!」「待てよ」「うちの炊飯器は玄米専用の特殊なやつだから炊けるのかも?」と思い直した。

 

で、実際に炊いてみた。うちにはもうひとつ、玄米専用炊飯器が来る前に使っていた炊飯器がある。炊飯器に玄米モード、玄米を炊く仕様があることが前提になるが、玄米モードで普通に炊ける。

 

おすすめは、洗って24時間浸水する。

 

玄米は皮に包まれている。その皮を削り取ると白米になる。そして、その皮が発芽抑制物質でもある。食用に保存している玄米が勝手に発芽してしまうことを防いでくれている。で、水に浸けることで発芽をはじめる。実際、米づくりの初期段階、苗づくりのための種まきの準備では、種もみを一週間から十日間ほど水に浸けて芽を出す。

 

であるからして、玄米を発芽抑制物質から発芽する気分に切り替えるために24時間の浸水が必要という考えがある。これは発芽抑制物質を体内に取り込んではいけないということらしいが、どこまで本当かはわからない。けど、その陰のイメージのあるものを陽のイメージに変えてからいただくというのは気持ちがいい。

 

その発芽抑制物質問題の真偽はさておき、24時間水に浸すことでたっぷり水を吸い込んだ玄米はやわらかくなるので、24時間浸水は間違っていないはず。

 

【黒大豆入り玄米のおいしい炊き方】

①玄米3合半と黒大豆半合を用意

 ※この時、黒大豆のスキマに玄米を詰めるように計量すると水加減がよい

 ※実際には、玄米は3.6合とか3.7合くらいになるでしょうか

②いっしょに洗う。大きめのボールなどに入れてたっぷりの水で拝み洗い。

 ※比較的簡単に、浮いたゴミを取り除く程度で充分

③大きめのボールなどで水に浸けて24時間待つ。

 ※黒大豆がしっかりふくらんでいるのが確認できるはず

④24時間後、水を捨てて、一回すすぐ。

⑤炊飯器のお釜に移して玄米のメモリにあわせて水を入れる。

⑥塩小さじ半分~小さじ1程度を入れて混ぜる。

⑦玄米モードで炊飯スイッチオン!

⑧炊き上がったらよくかき混ぜて蒸らす。

 ※保温時間が長くなるにつれておいしくなるように思います

 ※保温と混ぜるを繰り返して三日から一週間程度おくと発酵玄米、酵素玄米になるようですが、未確認

 

玄米モードがある炊飯器という前提になるけど、比較的普通に炊くことができる。

 

こういう疑問を持つ、試すきっかけを作ってくれたお客さん、そういうイベント出店でお客さんと直接お話しするというのは大事だなとあらためて思った次第。興味を持っていろいろ質問してくれるお客さん、ありがたいです。ありがとうございます。

 

ちなみに今週末もイベント出店。3月3日(日)午前10時から午後5時まで新山口駅構内つながりマルシェ。

 

 

あと、うちで使っているちょっと特殊な玄米専用炊飯器についてもリンクを貼っておきます。これは6時間で発芽玄米にしてくれて、その後1時間で炊飯できるというもの。洗ってお釜に入れて炊飯ボタンを押すだけ。なので、ちょっとだけ面倒な24時間浸水というものを我が家ではしていないというのが、なんとも申し訳ないところ。