concert upright piano vol.1

こんにちは!
技術部の小原です!!
全4回になるコンサートアップライトの第1話です。

最近では消音機能などさまざま後付ユニットが発売されています。
でも、だいたい出ている商品は音を《消しましょう・小さくしましょう》という商品です。
最近、タッチ&音をより良くといった新しい後付ユニットのグランフィールが発売されました。
グランドピアノのタッチと音をアップライトに・・・。
と言ったものです。
詳しくは過去のグランフィール の記事を参考にしてくださいσ^_^;
そしてこのユニットを使って今回はテーマの如くコンサートグランドではなくコンサートアップライトの製作に試みました。

まずボディとなる楽器は
YAMAHA U5B#892054です。
このピアノの入荷時の状態はかなり良好でしたが音質がこもっていて次高音低音にパワーが感じられませんでした。
ベース土台とする曲では中高音のハーモニー・メロディを支えるには頼りない感じです。
次高音から高音にかけてはキラキラしたカラーがないので曲を弾いたときに華やかさが表現しにくい感じです。
よって全体的にはフラットに感じ取れます。
そこで一度ハンマーを取り外し硬化剤を染み込ませました。
硬化剤を使うとハンマーフェルトを硬くする効果が得られるので全体的に音質は硬くなり音量が大きくなります。
硬化剤が乾いたあともう一度ハンマーを取り付けて第一整音を行います。
ここではハンマーの硬い音質を取り除かずに丸みのある頂点から下の部分に針を刺しハンマーにクッションを作ります。
今回のクッションを作る範囲はピアノの音を聞き、ベース・ハーモニー・メロディの範囲に決まりました。
最低音・最高音は第1.5第2整音まで取っておきます。
クッションを付け終えてからまたハンマーを外し次にハンマー整形(ファイリング)の作業に入ります。

vol2. へ続く

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