見目麗しい美女と、金だけは持ってそうなオッサン。

この組み合わせが、街を歩いていると、
「なんだ、結局、世の中、金かよ!」
そう毒づく男性も多いんじゃないでしょうか。


特に
東京の銀座や六本木、大阪の新地やミナミの夕方では
さほど珍しくない光景です。


日本競馬界を代表する名馬を何頭も持つ馬主は
齢80歳を超えて、誰しもが振り返るほどのスーパーモデルを
横にはべらし、レースを観戦するそうです。


アメリカなどは、日本人より恥の概念が薄いですよね。

長く連れ添った奥さんを簡単に捨てるのは恥だとか、そういう
義理恩よりも、人生一度きりだから楽しまなきゃ損、という概念が強い。


だから、アメリカで、
功成り名を上げた経営者の殆どが、顔に 
「金目当て」
と書いてある、おっぱいがバーン!!の若い嫁さんをもらっています。

じゃあ、昔から連れ添っていた嫁さんはというと
離婚の際に、莫大な資産をわけてもらって、
それはそれで若くてハンサム、優しいボーイフレンドがいるわけです。

男だって、見た目はいいけど、甲斐性が無いってのは結構おりますからね。
お金持ちの女に言われたら、ホイホイついていく。そんなの珍しくありません。

江戸時代の歌舞伎役者なんて、
豪商クラスの呉服屋の奥様相手の枕営業が当たり前だったんですから。
男前は、なんとも楽な人生でございます。

その両親の子供は、不愉快であろうと思いますが
両方とも、本来のパートナーは違えど幸せに暮らしているわけで
それはそれで、他人がとやかくいう世界ではございません。



さて、昨日 フェラーリの新車お披露目パーティーに
招待されまして、行ってまいりました。

パーティなんぞ、人込みで嫌いなんですが

(その車がどんなものか、実物を見てみたい。)

その誘惑の前には、人込みのうっとおしさも苦にならず
1枚の招待状で、2人まで行けるというので、
馴染みの車屋さんを連れて見に行きました。

パーティ会場に入ると、殆ど
「おれ、こんなとこに招待されてるんだ。すげーだろ。」
とドヤ顔のオッサンと、華やかな場所が大好きそうな美女のカップルばっかりでした。

そこではじめて、気づきました。

車屋さんが前日から
「本当に私で宜しいんでしょうか?」
と何度も尋ねてきたのはそういう理由だったのです。

そういうのを知らない私は
「ん?あなた仕事上、見といたほうがいいだろ?」
と気にも留めなかったんですが、男同士で見に来ているのは他におりませんでした。

ああいうパーティは
車そのものに興味があるのではなく、
エクルースィブなイベントに参加する楽しみが大事なんですね。

ああ、発音良すぎてすいません。

有名ブランドが、お披露目パーティをやりまくる理由がわかりました。


「ここで車を買えば、また、これに参加できる。ステイタスを感じられる。
 連れてる女にいい恰好出来る。」

顧客にそう思ってもらえるんであれば正規ディーラーで車を買うでしょう。
となれば、多額の費用をかけても、イベント費の元を取るのは簡単です。
雑誌にも、載りますしね。


「おい、この光景見たら、男は四の五の言わずに稼がなきゃいかんと、思うよなあ。」

「どなたも、すごいの連れてますねぇ。」

どれ程の女を連れているかで、男がどれ程のものか判断されがちなのも事実。

そのパーティには
新車だけでなく、旧車も展示されているんですが
その車の前で
恥ずかしげもなくポーズをとる女性がいたんです。
それを、チヤホヤしながら写真に収めるオッサン。

(たいしたことないのに、お前は芸能人気取りか。はよどけや。)

そう思いながらの私は、後から来た立場ですので
1分間ほどずっとその女がどくのを待っていたんですが
髪の毛をかきあげてみたり、シャンパングラスを持つ手を変えてみたり
あげくのはてに、車にもたれかかったりしてポーズをとるんです。

※自分の車以外、触るのは宜しくないです。

なかなか終わらないので、しびれを切らし
フレームの中に思いっきりズカズカ入っていき、私も撮影をスタートさせました。
ただ、珍しい旧い車を撮影したかったからです。

「やっぱ、ケツからの姿いいよな!」

「はい、フェラーリの美しさは、ケツっすね。」

そういう車好き同士の会話は、
勘違い女を立ち退かせるには十分でした。




美しい車を所有したい。

それは、男性の
美しい女性をものにしたい、という欲と似ています。

オーバーフェンダーが膨らんでいる車、
やわらかな曲線で作られている車が美しく見えるのは
ボンキュボンの女性らしい体をイメージさせるからでしょう。

美しい車は
グラマラスな女性の体をイメージさせますよね。

その車屋さんは言ってました。


「自分が気に入って仕入れた車をお客さんに引き渡すとき、
 好きな彼女を引き渡すような気がして、嫉妬するんです。
 でも、それだけ、気に入った車しか仕入れたくないし、この彼女を
 大事にしてくれそうなお客さんにしか売りたくないんですよねえ。
 でも、本音は全部在庫で置いておきたい。でもそれでは商売にならないし。」

と笑いながら話すのを見て
こういう商売の方針なら、今回独立した彼も
充分やっていけるだろうな、て思いました。


商売人は、自分が気に入ったものしか売っちゃだめですよ。

私は Mと いつかの石けんが大好きです。