「アナタ・・・もっとしっかりしなさいよ?」

税務職員があきれたカオで書類とワタシを見比べている。

ここは、事務所から程近い場所にある税務署。
おそろしい数の申告者と、殺気すら漂わせる税務職員。
・・・そのなかで、ものすごーく場違いな匂いのするワタシ。


提出するだけなんだから、すぐ終わるよね~
帰りに、おやつを豆源で買って・・・とか考えていたのがバレたのだろうか?


「しっかりしてくださいよ・・・」
税務職員の口から何度も繰り返される。


そんなに、頼んなかったのか?だろうか?
云わざるを得ないほど、お粗末な申告内容だったのか?


あれこれ、訂正や押印して・・・収受印をもらって・・・
すべてが終わった時に、税理士さんは偉大だ。と悟った。

ふと。
昔頼んでた、税理士さんを思い出す・・・
数字に細かく、費目分けにも細かく、すぐに怒るひとだった。(←当たり前か?)

同じ日付で、違うお店(しかも飲み屋)での領収書が何枚も出てきたり、
連日連夜お店ハシゴな、領収書が出てきた時が、特に怒られた。

「何でこんなに連日酒呑んでんの?!ダメでしょう!ちょっと座りなさい」
と、椅子を向かい合わせに置かれ、お説教モード突入。
経費の使い方が悪いとかからはじまり、終いには生活態度まで言及・・・延々怒られた記憶が。


もうオトナなんだから、そんなに云わなくてもいいじゃんよ・・・
つか、なんで、報酬払ってんのに、こんなに怒られてんの?ワタシ・・・


とか、当時はおもっていたけど。(笑)

あんなザルな経理書類を、きちんと整理して訂正して・・・
申告書類を作りあげるのは、相当大変だったんだろうなぁ・・・と、いまならわかる。


さすがにもう、同じ先生には頼めないけど(苦笑)
来期は、ちゃんと税理士さんにお願いしよう。