洗濯物を干すのは家の外か中か、
それとも乾燥機にかけるか――。
それは天気次第でもあります。
天気は日常生活に大きく影響するのに、
こちらの思い通りにならないもの。
それを痛感する梅雨の季節です。
日本の年間降水量は、世界平均の約2倍だといいます。
狐の嫁入り、銀竹、桜ながし、天泣……。
雨を形容する日本語が豊富なのも、
暮らしとの関係の深さを表しているのでしょう。
“雨の文化祭”と称され、
今なお語り継がれる足跡がいくつもあります。
恩師は文化祭に出席しました。
屋外での行事のため、
皆、当日の晴天を祈り続けました。
しかし、実際は雨の中での開催となりました。
晴天という願いがかなわなかったことについて、
恩師は語りました。
「短期ではなく、生涯を通してみていかねばならない」
「われわれの眼からみて祈りが叶わないと思うだけで、
じつは本質的にいって叶っているのである」と。
現にその“雨の文化祭”を原点と刻んだ多くの友が今、
使命の晴れ舞台で活躍しています。
人生も晴れの日ばかりではありません。
風雪や暴風の日もあります。
“雨雲を突き抜けた上空は快晴だ”と達観する境涯で、
すがすがしく前進する日々を。
「言葉のちから」を信じて明るく、元気に。
ウキウキ、ワクワク、過去への拘りを捨てましょう。
過去への拘りを捨てて、未来を見つめて前に進みましょう。
そして、新しい自分を発見し、充実の人生を歩みましょう。
大丈夫!大丈夫!