先月行われた、アメリカのある大学の卒業式終了後のこと。
卒業生たちが感謝の思いを込めて、
家族や教職員と抱擁を交わす姿が随所で見られました。
人間は一人では生きられません。
自分を守り、助け、一緒に歩んでくれた人がいるものです。
それを教え示すように、
大学の教室棟には、歴史的な人物と共に、
偉業を支えた妻や夫を顕彰するため、
「夫妻」の名が刻まれています。
例えば「ライナス・アンド・エバ・ヘレン・
ポーリング・ホール」。
「化学賞」「平和賞」という二つのノーベル賞を
受賞したポーリング博士と、
妻のエバ・ヘレン夫人の名を冠した教室棟です。
博士の人生は迫害の連続でした。
夫人は博士を支え、
共に核兵器拡散反対の署名運動を起こすなど、
二人三脚で進みました。
かつて子息のポーリング・ジュニア氏は語りました。
父には“平和賞は妻と共同で受賞すべきだ”
との信念がありました。
それだけに「父のみではなく、平和へ進んだ両親の名を
大学に残してくださることに対して、
私は衷心より感謝申し上げます」。
新渡戸稲造の言葉に
「偉大なる心は常に感恩の情に満つ」と。
恩を知り、恩に報いる生き方を貫きたい。
「言葉のちから」を信じて明るく、元気に。
ウキウキ、ワクワク、過去への拘りを捨てましょう。
過去への拘りを捨てて、未来を見つめて前に進みましょう。
そして、新しい自分を発見し、充実の人生を歩みましょう。
大丈夫!大丈夫!