安倍晋三元総理襲撃事件から、


旧統一教会の二世たちの事が問題視されておりますが、


次のニュースでは他の宗教でも二世たちの問題があると説いています。


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しかしもっと言えば、

宗教だけの問題ではなく、

一般家庭も含めて全ての家庭の子育ての問題です。

子どもたちが事件などを起こしてニュースに出てくるのは、

それらの氷山の一角に過ぎません。

子育てと学校教育、

それにマスメディアが、

子どもたちへ悪い影響を与えているという現実も知らなければなりません。

僕は昔、

鳴門教育大学で子どもたちの「非行問題」について発表させていただいたことがありますが、

その時は一本の木を書いて説明しました。

木の根っこから木の幹、枝、葉へと伸びていく木ですが、

そもそもどこに注意して子育てや教育をしなければならないかということです。

母子健康手帳、


これは全国の市町村等で子どもが生まれるときに母親へ渡されるものですが、

役所では指導されていない重要なところが、

この母子健康手帳の後ろの方に示されている「児童憲章」です。

役所で説明が無いから、

なかなか目を通す方も少ないのではないでしょうか。

子育て中でこの母子健康手帳をお持ちの方は、

是非、この児童憲章を何度も読んで実践されることをお願いしたいですね。

特に、

第二項は最重要です。

第二項に記されている「知育・徳育・体育・・・・」この、

3つの柱を基点に学校教育は行われるべきですが、

それが出来ていないのが学校教育のモンダイテンの1つです。

しかし、

これは学校教育だけに限らず家庭教育や社会教育でも同じです。

ただ、

それぞれによって異なるのは、

この3つの柱のどれに重点を置くのかというところです。

例えば家庭教育では「徳育」に重点を置きながら他の2つも行う。

学校教育では「知育」に重点を置きながら他の2つも行う。

社会教育では「体育」に重点を置きながら他の2つも行うということです。

しかしこの言葉の意味を確りと理解しなければ、

正しい子育てや教育を行うことは出来ません。

ここでは家庭教育の重要性ですが、

先ずはなんと言っても家庭教育が人生の大きなベースとなりますね。

6歳までに人生の約6割以上が完成されるとも言われておりますので、

小学校入学までの子育てが其後の人生に大きく影響します。

これを僕は「第一原因」と呼んでいます。

子どもたちは勿論大人になってからも重要な時期ですから、

この幼児期にドノヨウニ子どもと接して、

どのような体験をさせるかはとても重要な事です。

まず多くの家庭で見かける間違いは、

子どもに与える絵本です。

しかし、

本当に子どもが見たくて、

子育てにも助かる絵本というのはこれまでに書店などで見たことがありません。

出来ればそのような絵本が欲しいですね。

残念ながら僕は絵をかけないので作る気もありませんが、

出来れば欲しいですね。

次に見かける問題点ですが、

幼児期に必要なこと以上の知育に力を入れる人を多く見かけますが、

これもよくありませんね。

それから、

子育てで最も必要なのは親の愛情です。

過干渉、過保護、ネグレクトのどれかに当てはまる人が多いですね。

いずれも問題ですが、

これらのことに気づかない親たちが多いのも現実であり問題です。

何故なら、

体の健康ばかり見て心の健康を見ていないからです。

心の問題が結果として現れてからでは対応が難しくなり、

場合によってはたいへんなことにもなります。

そのようなことの繰り返しが、

現代社会のような問題多き社会を作り上げているのです。

教育の専門家たちも、

もっとこのようなところにも力を入れるべきではないでしょうか。

親の愛情もなく育つ大人が、

非道な事件を起こしたりするのです。

だからこそ、

三世代家庭の存在が必要になってくるのです。

確か長野県でしたでしょうか?

三世代またはそれ以上の世帯で一緒に暮らしている家庭が多いと聞いておりますが、

そのような地域では犯罪も少ないのではないでしょうか。

ですから二世に限らず、

全ての家庭で子育てを見直す必要があることは明らかです。

一人でも多くの子どもたちが人生や命を守られますよう願っております。