甲曳き舟祭り(かぶとひきふねまつり)とは
今の時期は穴水町町内でいろいろな祭りがおこなわれています。
私が住んでいる甲地区は昨日祭りでしたが、コロナ騒動で2020年から中断していました。
甲曳き舟祭り(かぶとひきふねまつり)は、標高67mの円山(地元の人はおおやまと呼んでいます)の255段ある階段を昇った山頂にある「加夫刀比古神社(かぶとひこじんじゃ)」から大小2基の神輿(みこし)を降ろして出発地の大甲地区から台船に乗せて短冊をつけた木と大漁旗を立てた漁船で到着地の対岸の黒崎地区までの沿岸をグルグルと引いて回るので「甲曳き舟祭り」と呼ばれています。船から降ろしてから加夫刀比古神社(かぶとひこじんじゃ)まで黒崎、至誠、小甲、大甲の集落を練り歩くお祭りです。
大小2基のお神輿は2011年4月に新調しています。
神輿2基を載せる台船には以前は乗れるだけ乗ってましたが、2011年に天竜川の川下りで事故が起きてからは定員15人までと海上保安庁から指導が入りました。そして海上を曳き舟するので、波が荒いと船を出せません。
それで2018年と2019年は波が荒くて曳き舟は中止して陸上だけの祭りでした。
(2012-08-19 北國新聞)
(2018-08-19 北陸中日新聞)
(2011-04-08)
(2011-08-27のグーグルマップ)
(2017-01-01)
(2022-01-11)
(2018-08-18 出発地点の大甲まで降ろした神輿2基)
(2018-08-18 大甲地区 写真では分かりにくいですが、この年は波が高くて船が出せませんでした)
今年(2023年)は神輿1基で練り歩きました
今年はかつぎ手が少ないので神輿は1基にして、短冊をつけた木を載せた漁船に神主さんが同乗して海上を周回する形にしました。1基の神輿はトラックで黒崎地区まで運んでそこから「加夫刀比古神社(かぶとひこじんじゃ)」まで練り歩きました。
北陸中日新聞さんが早朝から暑い中取材に来てくれました。ありがとうございました。
昼過ぎに14時頃に小雨がぱらつきましたが、無事にケガもなく16時ごろに終了しました。
でも穴水町の町内はスコールみたいな雨で落雷があってすごかったそうです。
私が小さい頃の獅子舞いもやっていた当時は9月にしていましたが、人が少なくなったということで8月第3週にしたそうです。
それでも人手が足りなくなったので、今後も続けるかどうかは地元にいる人で祭りを続けようとする人がどのくらい残っているかになると思います。
(2023-08-20 北陸中日新聞)
(2023-08-19)
(2023-08-19)
(2023-08-19 この祭りが終わったら稲刈りが始まります)
(参考にした記事)
私自身神輿のかつぎ手なので、道中の写真はほとんど撮れていません)