視能訓練士　～眼科の検査の人～

こんにちは。満川眼科医院です。

今日のテーマは、視能訓練士（orthoptist；ORT）です。

まだ世間一般的には聞きなれない職種かもしれません。

視能訓練士とは、視機能検査を扱い、小児の視能矯正、訓練を行う国家資格を持ったスペシャリストです。

要約すると、眼科で働く国家資格を持つ技師のことです。

主な業務内容は、視力、眼圧、斜視弱視訓練、視野、眼底、調節力、電気生理、ロービジョン、眼鏡・コンタクト合わせ、白内障手術の検査及び補助、、、と様々な検査や診察・手術補助があります。

ほとんどの業務に共通なのは、距離（ピント）を合わせる、という事でしょうか

視能訓練士の資格を取るためには、専門機関にて最低1年以上勉強し、年一度行われる国家資格試験に合格した者に与えられる資格です。条件はいろいろありますが、ざっくり言うと短大卒以上の資格が必要になります。

現在、都内で視能訓練士の資格を取れる専門機関は、帝京大学、東京医薬専門学校、東京医歯薬専門学校です。（もっとあったらごめんなさい）

関東圏では、北里大学、国際医療福祉大学、浦和専門学校などがあります。

1957年に東京と岡山でほぼ同時期に日本初の視能訓練士が誕生し、1971年に視能訓練士法が制定された。約40年が経過し、当初121名だった有資格者は、現在は10,000名を超えました

他にどのような医療従事者職種があるのかを見てみましょう。

、、、視能訓練士は下の方です。。。　まだまだニッチな世界のようですね

ですが、この資格は弱視斜視訓練においては業務独占資格。

大切なお子様の目つきが気になる、と心配される親御様は多くいるかと思いますが、そこから眼科に受診をし、医師からあれこれ言われたその時、訓練や治療を行うことのできる知識と技術を持った人間が必要になるでしょう。

また、視能訓練士は論文を発表することもあります。

視能訓練士の祭典とも言うのでしょうか、年に一度視能矯正学会が11月頃に開かれます。

勿論、医者に混じって他の眼科学会に積極的に参加、一年間の研究成果を発表する人もいます。

いろいろ書きましたが要するに、眼科に来た患者さんの健康状態を正しく伝えるための資格保持者です。安心して検査を受けていただくために日々勉強しています。

満川眼科医院も視能訓練士が働いております。

見え方、お悩み相談待っています

目の検診は、平塚市満川眼科医院へ。

Web予約はホームページよりどうぞ

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