こんにちは。満川眼科医院です。

 
本日のテーマは、網膜です。
 
 

以前にも当ブログでも網膜の話を取り上げましたが、再編集して4部構成でお届けしたいと思います。

 

今回は概論ですが、難しい話も含まれています真顔

 

 
 
よく網膜剥離という単語で耳にする機会は多いと思いますが、この網膜って何でしょうね。
 
 
 
網膜は映像を見るための受信機の役割を果たします。受信機が受け取った映像を脳に伝えて初めてそれを映像として理解します。
よく眼科では、カメラのフイルムの様なもの、と説明することが多いでしょう。でも機械苦手な人にとっては意味分からないですよね。。。
 
 
 
さて、網膜ってどこにあるんでしょうか??
 
 
さすがに外からは見えないですよね、、、?
光の加減で網膜の色が見えるときもありますが、基本的に茶目の内側の黒目部分の奥の方に網膜はあります。
 
解剖図を下図に示します。
 

 
 
網膜は、白目(強膜)とぶどう膜に覆われて眼球の最内側にある0.2〜3mm程のとても薄い膜です。強膜は眼球を守る殻の役割を、ぶどう膜は血管が豊富で眼球に栄養を与える役割があります。
そしてその内側で守られている網膜には、映像となるまでの様々な情報を解析する能力があります
 
 
 
網膜は10層の構成をしています。実際の網膜の断層写真を次に示します。
 
 
赤枠を拡大するとこんな感じ。
 
 
それぞれの層に役割があります。神経伝達をしたり、映像を信号に変換したり、情報を遮断したり、と必要な機能がそれぞれあります。
 

 
また物を見る中心部分(黄斑部)だけは視細胞に光を多く透過させるために、神経伝達に関わる層は存在しません。

 

青枠拡大すると、

 

 
 
内層、神経繊維層等が無いのが分かるかと思います。
 
視細胞に投影された映像の一つ一つは、電気信号となって網膜内を神経繊維層まで伝えて視神経乳頭から脳に運ばれて映像として認識出来るわけです。
つまり正確には、網膜の視細胞がカメラのフィルムの役割、ということでしょうか。
 
※AIで作られた映像だそうです。すごいですね。。。
 
投影される土台が正常な形をしていなければ、きれいな映像は見えませんし、凸凹していれば映像も凸凹します。
網膜に正常さが失われると、当然見え方にも影響を与えてくると言うわけになります。
 
 
次の網膜の話は、網膜を撮影する機械の話、断層写真の話をします。
 
 
 
 
 

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