もっと好き嫌いがあってもいいんじゃない? | 旅ノカケラ

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▼某月某日

オートバイに乗るってことは、常に周りに対して自己主張しているようなもんだ。
わかるかな?
オートバイの形はともかく、頭のてっぺんからつま先まで剥き出しだから、好きなものをチョイスして、常にさらけ出している。
身につけるものはヘルメット、ジャケット、パンツ、グローブ、ブーツ。
ファッション性、機能性、安全性と凝り出したらキリがない。
選ぶ楽しみ、身につける喜びもあり、気にいったら思い入れも深くなり愛着心も増してくる。
他人がこんなのよくねーよと思っていても、好きなものは好きだからいいじゃねーかと自己主張の強い輩が多い。
それがオートバイに乗る人、と思っていた。
でも、それはただの固定観念のようです。

あるバイク用品店にて・・・

サンプル1
20代後半から30代前半のカップル。
彼女のヘルメットを買いに来たようで、彼氏はハキハキ店員に色々尋ねてヘルメットやシールドをチョイスしていた。
彼が「これでいいよな?」と尋ねても彼女の方は終始無言で別にヘルメットなんて要らないわみたいなつまらなそうな表情で頷くだけだった。
タンデムなら「わたし、オートバイ嫌いだけど彼のこと好きで嫌われたくないから彼が愛するオートバイの後ろにはヘルメット被らなくちゃいけないのよねぇ。あー、ユ・ウ・ウ・ツ」って、こともあるでしょう。
でも、彼女自身のオートバイに彼女がひとりで乗るそうだ。

サンプル2
10代の男性と両親。
家族で息子のヘルメットを買いに来たようで、父親はオートバイ乗りであれこれ店員に尋ねてヘルメットをチョイスしていた。
母親が財布を握って予算は母親次第。
父親が「どれがいい?これなんかどうだ?」と息子に尋ねても終始無言で別にヘルメットなんて要らねーよ、オートバイなんか乗りたくないしみたいなつまらなそうな表情で頷くだけだった。
1度もオートバイに乗ったことがなく何かの事情でヘルメットを買いに来たって、こともあるでしょう。
でも、息子は今まで原付バイクに乗っていてフリーサイズの格安ヘルメット(安全性は最低レベル)を被っていたが、この度メデタク自動二輪免許を取得したので、もっと安全性の高いヘルメットをわざわざ親がお金を出して買ってあげようとしているそうだ。

サンプル3
40代中ごろの男性と30代中ごろの女性のカップル。
彼氏が大型自動二輪免許取得のため教習所に通っており、買う予定のオートバイはハーレー・ダビットソン。
いきなり店員に「ハーレーに合うヘルメットはどれ?みんなどんなヘルメット被っているの?ハーレーに合うブーツはどれ?」と聞く。
雑誌や町中でハーレーを見かけてコイツに乗りたい!って、こともあるでしょう。
すらりと背の高いストレートのきれいな長い髪をした美形の彼女は子供のようにはしゃぐ彼氏の傍らに立って終始無言で微笑んでいた。

男「オレ、オートバイに乗っているんだ」
女「オートバイに乗る人ってたくましくて男らしい感じよねぇ」
男(よっしゃ!)「そうかい?」
女「ねぇ、どんなオートバイ?大きい?もしかしてハーレー?」
男(えっ。オレ、中免しか持ってねぇよ。女ってオートバイって言えばハーレー、ハーレーだもんなぁ。チクショウ)「あっ、ハーレーとはちょっと違うんだけど・・・。今度よかったら後ろに乗せてあげるよ、どお?」
女「本当!?オートバイってすごく気持ち良さそうだから乗ってみたかったのよ。いいの?」
男「じゃあ、今度な」
そして数日後・・・
ふたりの間でどんな会話がかわされたか定かではないが、男は大型自動二輪免許を取得してハーレーを買う決意を固めた・・・。

と、これは作者の妄想です。

サンプルに見る作者の思い
テメーら自己主張ってもんがないのかい!
いいなりの人生って、面白いのだろうか?

でもぉ・・・
わたしゃ、優柔不断で思い立ったらイノシシ突進型。
恥ずかしくって正面きって「好き」と言えないタイプです。
チャンチャン。