相場見通し
日経平均は節目の24000円を割り込んでいますが、ほぼ高値圏での推移が続いており、海外勢のフローが限られる中では、想定内の一服といったところでしょう。
米中関係に対する警戒感は後退しているものの、北朝鮮が長距離弾道ミサイルを発射する可能性があるとの報道や米政府がファーウェイへの新たな販売制限を検討しているといった報道が聞かれる中では、短期筋の利益確定の売りも出やすいところでもあります。
また、シカゴ・オプション取引所のボラティリティー指数(VIX)のコールオプションで大きな取引が17日にあり、
低価格で大量に購入し2017年と18年初頭の相場急変動で巨額の利益を上げたことで知られることから、
心理的に売買を手控えさせたとの見方も。
米国では高値を更新している中で上値の重さを指摘する声も聞かれていますが、クリスマス休暇入りで参加者が限られているほか、節税対策に伴う売りが出やすい季節要因もあります。
トランプ大統領による発言についても、年内の混乱を避ける格好から手控えられ、大統領選を意識したホジティブトークなどは年明け以降になりそうです。
そのため、引き続き、こう着感の強い相場展開が続くとみられ、利益確定が出やすい中では、相対的に出遅れている銘柄や需給状況が良好な中小型株への選別物色となると考えられます。
参考にしてみてください。
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