中国GDPについて | 三井智映子オフィシャルブログ「ちえこのなかみ」 powered by アメブロ

中国GDPについて

今日の日経平均株価は、
前営業日比75円36銭安の1万9909円26銭と反落。

円安ドル高を背景に一時0.4%高の2万61円22銭と2万円を回復する場面もありましたが、

海外の重要イベントを控えて様子見、手控えムードが広がったようです。

さて、資産運用の基礎知識を一緒に学んでいきましょうというお金のデザインさんとの連載、
三井智映子と学ぶ「資産運用のABC」~あなたは“お金のデザイン”ができていますか?〜
これからしばらくは中国について取り上げたいと思います。前回は日本とは体制の異なる中国の株式市場についてまとめましたので、今回からは中国で押さえておきたい経済指標についてご説明します。
中国は北朝鮮問題でも大きな鍵を握りますし、
中国はアメリカがパリ協定を離脱したことでやや大国として存在感を増している?増そうとしている?というのも感じます。

一番目は中国GDPですv(^-^)v

■三井智映子と学ぶ「資産運用のABC」~あなたは“お金のデザイン”ができて
いますか?~押さえておきたい中国の経済指標1
https://news.finance.yahoo.co.jp/detail/20170608-00933901-fisf-bus_all

https://web.fisco.jp/FiscoPFApl/SelectedNewsDetailWeb?nwsId=0009330020170608901&nwsType=shisan_abc

{78B198AA-7627-436D-B215-6D304D8C5C43}

まずはGDPについて簡単におさらいしましょう。GDPはGross Domestic Productの略で、国内総生産を意味します。その国の国内で1年間に新しく生みだされた生産物や財、サービスの金額の総和で、外国人による国内での生産は含まれますが、自国民によって海外で生み出された財などは含みません。そのためGDPはその国の経済力を包括的に表す統計として目安によく用いられます。

中国のGDP統計は人為的であるため当てにならないという声もあったり、2012年の北京オリンピックをピークに、既にマイナス成長になっているのではないかと噂されたりもしていますが、やはり総括的な中国市場の状況を見るための一助として押さえておきたいと思います。

では足元の中国GDPをチェックしていきましょう。2017年1月20日に中国国家統計局に発表された中国の2016年のGDPは74兆4127億元、日本円にすると約1190兆6032億円とされています。正しい数値とすると成長率は6.7%とかなりの高水準で、中国政府の目標である6.5~7.0%を達成しています。2016年の四半期ごとの成長率を見てみますと、6.7%、6.7%、6.7%、6.8%といずれも高水準です。また2017年の第1四半期のGDPは、前年同期比6.9%増となっています。

こうしてGDPを見ると好調な推移とも見えますが、中国経済についてはGDP以外の指標も複数チェックしていくことが肝心だと思います。この他の指標についても、これから順を追ってご紹介していきますね。ここ数年、中国経済が破綻するのではという懸念が継続している状態といえます。もし破綻すれば中国発の第二のリーマンショックが起こる、ともいわれています。そうなれば世界経済、ひいては日本経済も大きな影響を免れないと思いますので、そういう意味でも中国の経済は注目しておきたいところです。

ちなみに財務省が朝方発表した日本の1-3月期の実質GDP改定値は、
前期比0.3%増加、年率1.0%増加と、
速報値の前期比0.5%増、年率2.2%増から下方修正されました。
加えて発表された4月の経常収支ですが、
こちらは1兆9519億円の黒字と、市場予想の1兆6988億円の黒字を上回って着地しています。