麻希は、奈良での事件後

謹慎中(詳細は↑で)。自宅で日々を過ごしながら出席したのが警察学校時代の友人、織江の「離婚式(テレビで観たことがあります)」。芸人と結婚した愛香も子連れで出席(産休中)。旧交を温めていると織江から同僚だという原田巡査部長を紹介され、相談を持ちかけられた。


それは…


彼が勤務する港南署が「自殺」として処理した案件についてだった。死後2ヶ月を経過していたことや、部屋の住人とされる女性の身辺から借金を苦にしての自殺とされたが原田は納得出来ず、麻希なら、と思って同期の織江に紹介してくれるように頼んでいた。


謹慎中だからと言ってはみたが…


麻希は原田が(非公式)見つけた金色の折り紙の切れ端と特徴的な靴跡から、渋谷の私立の女子校に的を絞った。文化祭の最中ということもあって娘の菜月、愛香と共に訪れて見て回ったが、金色の折り紙は見つけても靴跡が見つからない。漸く見つけたのは、チアリーディングのコスチュームを着た女子高生。靴があの特徴的な菱型のくぼみをしていた。

3人が体育館の最前列で見事なチアの演技を見ていると最後のくす玉を割った直後にトップがバランスを崩して落下。ベースの子が下敷きになり意識があるのかわからない。麻希が駆けつけ処理にあたり、くす玉についた血と舞台下の収納から男性の遺体を発見した。

折り紙の切れ端とくす玉の紙吹雪が一致。これで原田の案件と繋がった…


麻希の元に奈良の吾川の母親が訪ねてきた。麻希の処分に憤慨しながら見せてくれたのは、海天村から北海道に移住し、新海天町を造ったと言われる開拓団の写真で、リクルーターとよく似た人物が写っていた。姉妹都市として今でも交流があるという。麻希が初めてリクルーターと会ったのも北海道だった。辿れば何かわかるかもしれない。麻希は公安の広田達也に連絡を取り、北海道で会ったときの様子(雪道の歩き方)や奈良での高さ50mの吊り橋を走って渡っていた事を伝えて関係がある、と言っても相手にはしてくれなかった。


麻希に呼び出しがかかり、捜査に参加するように言われる。理由は今回の連続不審死事件に背望会リクルーターが関わっていることが分かったからだった(女子校での目撃証言多数)。助言したのは伊達警視正(法務省からの出向)。


麻希が気になったのはチア部の3人だった。高校で学長に聞くと、翼(トップ)は仮面をいくつも持っている、凛(スポッター)は自信過剰、ほのか(ベース)はマリオネット、と評した。

麻希はほのかの話が何か引っかかる。父親は死亡。母親は好きな男と駆け落ち。だがお金には困らない。でも、担任からは「教育虐待」に見えたという母親の姿。それが駆け落ち。ほのかはチアを学びに海外の大学進学を希望していたが母親が許さず、コーチの解任を学校に求めたという。その母親の名前が「なんでもレンタル倶楽部」に登録されていたことが判明。8年前のわずかな時期だが父親の失踪と重なっていた。何かある…

(「なんでもレンタル倶楽部」は↑を)
麻希と広田が背望会の元幹部に接見すると母親の事を覚えていた(要注意人物として)。夫からDVの被害にあっていても、娘の中学受験のために離婚はできない。その夫が失踪…7年後に保険金が払われ、契約したのはレンタル倶楽部にいたとき…元幹部は最初は認めなかったが麻希の言葉に関与を認めて、思わず、「あいつはわざと見られてるんだ」と叫ぶ…


ここから事件は解決へと向かいます。

表紙もヒントなので…

教育者はよく見ているものです。学長は麻希に「母親として迷えるときかもしれませんが、あなたなら大丈夫ですよ」と伝えます。母と娘は空回り。父と娘も…

奈良でリクルーターが公衆の面前で取り引きをしていたのが疑問でしたが…これでわかりました。

わざと印象づけていた、ということ。素顔は違うのでしょう。

そして、保険金殺人が新たに浮上しましたが伊達は警察官僚が多数天下りしているので捜査協力すら難しいだろう、と言います。安倍総理の暗殺事件のときの警察庁長官も大手の生保に行かれたのでなんか納得してしまいました。



この事件の後、伊達は捜査一課長に。麻希は捜査一課十三係係長になりリクルーターの捜査に専念することになります。事件のおかげでリクルーターのDNAが入手でき、「日浦和也」という名前もわかりました。どうなるでしょう?

突如として現れ、麻希の後ろ盾となった伊達は何者でしょう?そして、麻希を助けたSATの隊員というのが…気になります。



世界が平和でありますように…

コロナと熱中症に気をつけて…