サブタイトルは〜前世から繋がる縁〜


鬼龍院本家には一年中咲く桜の木があります。

その理由は現当主の千夜も知らない…

知っているのは…

柚子の側にいる、龍と二匹の猫の霊獣達。

そして、彼等は柚子の中にある秘密も知っていました。



透子から中学の同窓会の話しを教えてもらい、「行きたい!」との思いが強い柚子は何とか怜夜の許可をもらって出席しましたが…

会場で、はとこの「優生」に出会い…

理由はわからないけど…柚子は彼が苦手でした。できれば会いたくない。透子に確かめてもらったときには彼は出席しないはずだったのに…

その彼にも一龍斎の血が少なからず入ってる。

柚子について来た龍も小鬼も警戒しますが…

優生は柚子に自分のものになるよう迫り、断ると、後悔することになるよ、と。

何か…強い負の力が彼にはある?


この頃、柚子はよく夢を見ていました。桜の花びら…桜の木…あれは鬼龍院本家にある桜…


透子が入院したと東吉から連絡が入って、急いで柚子が病院に行くと、透子には黒いもやがかかっていました。強い負の力…これほどの力を祓う能力を持ったものは…いない。かけたのは優生…柚子が自分のものにならない限りとかないと言い、親友を見捨てるのか、と問う。このまま何もしなければ透子は衰弱し、やがて死ぬ…

どうしたら…


そして、柚子は夢の中で…連れて来て…ここへ…という声を聞く…



柚子を呼んでいるのは…鬼の初代の花嫁だったというサク…一龍斎によって愛するものと引き裂かれ、命さえも奪われた。

彼女が優生を連れて来てと言ってる…



連れて行けば透子は助かる?…



サクと柚子、鬼の花嫁はどんな運命を辿るのでしょう…そんな四巻でした。



桜子さんと高道さん、結婚されました。

そして、私的に千夜さんがご活躍なのが嬉しい。





世界が平和でありますように…

コロナに気をつけてください…