警視庁特殊能力係、シリーズです。


警視庁幹部の不祥事で世間からの批判が止まない。そこで、イメージアップにかりだされたのが「特殊能力係 見当たり捜査班の二人」。これが予想外の反響を呼んでしまい徳永と瞬は通常の見当たり捜査ではなく捜査一課を手伝うことに…

というのは、番組が放送されてからの情報提供の数がすさまじく人手が足りなくなったから。

そして、ようやく見当たり捜査に戻れるとなった日、徳永は上から呼び出され、瞬は同居人の佐生から電話をもらった。勤務中にかけて来るのはよほどの事?と思って出てみると、開口一番「徳永さんが週刊誌に載ってる」と叫ぶように言う。見当たり捜査に当たっているのはこの人物といった内容の記事で、目隠しはしてあるものの少し前の徳永の写真が掲載されているという。佐生の教えてくれたURLで瞬も確認できた。結局、徳永は内勤となり、瞬一人で見当たり捜査に当たる事に。


事情を訊こうとする瞬に「少し待ってくれ」と言う徳永。一人で捜査に向かったものの足は新宿二丁目に。徳永の情報屋のミトモとフリーのジャーナリストの藤原に誰が記事を書いたのか調べてほしいと頼んだ。


藤原からの情報で記事を書いたのは「小柳朋子」というフリーのジャーナリストで評判はあまり芳しくないという。続いて写真、住所と送られてきた。これを、どうするか…

悩んで瞬は直接、徳永に訊いてみることにした。それしか思いつかなかった。


徳永は、小柳朋子は10年前の殺人事件の被害者遺族だと話し始めた。父親が解雇した元従業員に刺殺され、1年後に母親も同じ犯人によって殺害され、犯人は自殺し、朋子は両親を喪った。この事件、捜査の初動ミスが犯人の逃亡に繋がり、その後の殺害事件に至ったという経緯があったがミスは隠蔽された。朋子は毎日のように捜査状況を聞きに来た。その対応にあたったのが当時は新人だった徳永だった。その後も朋子が心配で訪ねていたが「もう来るな」と言われたのが5年前で、掲載された写真はその時に撮られたものだろうと…

瞬は徳永を恨むのは理不尽じゃないか、と言うが、本当のところは…真実は別のところに…

ただこの事件は、徳永が「特殊能力係 見当たり捜査班」を作るキッカケになった事件でもある。


瞬は藤原が朋子に取材した録音を聴かせてもらう。藤原は彼女が自暴自棄になっているのではないかという印象を持った、と話し、ミトモからは彼女はヤクザの愛人だと聞かされた。瞬は徳永に録音を聴いてもらい、最後の両親の事件を取材したいという藤原の申し出を拒否した朋子に…徳永から出た言葉は…


瞬は偶然、朋子が襲われる場面に二度でくわした。一度目は警視庁の人間で彼女に情報を流した人物。二度目は反社組織に属しているようで助けるために瞬は警察手帳を見せ、そのまま警視庁に。安全な場所はそこしか思いつかなかった。徳永と対面した朋子は自分の思いをぶつけるが…徳永が事件の真相を、全て知っていた事を知った。彼女には徳永を恨むこと以外、気持ちのやり場がなかった。「あなたが…優しいから…」


朋子は警察に保護されホテルへ。PCを持ってきてほしいという要望に応えるべく瞬と徳永が彼女のマンションに行くと、部屋が荒らされPCは持ち去られていた。ホテルに連絡すると彼女の姿が見当たらず、その後、拉致されたことが分かった。

金庫の中にあった彼女のスマホと手帳を持って二人がミトモの店に向かっていると、朋子を愛人にしていたというヤクザの事務所が爆破され幹部が全員死亡との連絡が入った。

驚きつつも店に入り、藤原に手帳を見てもらう。彼女が40年前の殺人事件を調べていたことが分かったが、もう時効になっている事件をなぜ?

その答えをくれたのが、瞬と同じ能力を持つ詐欺師の「藤岡大也」。謎を解く鍵は「沖縄」と。


沖縄にはかっての仲間の「大原」がいる。

二人は沖縄へ…



で、終わりました。沖縄に行くかどうかもわからないですが…

私的にはどうして朋子の母親は「次は自分が殺される」と思ったの?と思いましたが…

そのあたりの描写、事件の繋がりに余分なものがなく上手いなぁと思いました。

続きは…どこ?



世界が平和でありますように…




このお二人はユノとチャンミンにピッタリだと思っている私がいます。